2009年08月22日15:27 カテゴリ 「勝負師 命がけの一手 〜升田幸三・大山康晴〜」を見て NHKのBSで放映された番組を見た。升田がタバコを吸いながら、あの独特な風貌で盤の前で読みふける姿、大山が晩年ガンと戦いながら、本当に痛む部分を手でおさえて対局している姿など、素晴らしかった。昔の時代に大道詰将棋師が街角で盤を広げる姿もチラッと映ったが、いかにもカタギのものではないという雰囲気がでていた。将棋指しのイメージも現代では随分変わったが、本来あのような姿であって欲しいと思ってしまう。 升田と大山は兄弟弟子だったが、その頃の話が興味深かった。ある時、升田が床屋に行くと、大山が「升田相手でも、一枚(大駒一枚落ち)なら軽い。」と言っていたと聞いて、升田はカッとなって戻り、大山を、飛車落ち、飛車香落ち、飛車角落ちで、たて続きに負かす。そして「オマエ、もう田舎に帰れ」というと、大山は泣いたそ
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