テニュア(tenure)とは、聞きなれない言葉かもしれないが、大学教員が終身雇用されることである(終身雇用権と訳されるのが普通)。とくに悪いことをしなければ、定年まで勤められることと考えておいて良い。アメリカの割と若い研究者と話をしていると、テニュアが説明を要しないことばで、テニュアをとることが大きな目標であることがわかる。終身雇用に名前がついているということは、そうでない職があるということである。博士学位をとってすぐにつく職は期限があるのが普通である(と皆言う)。 日本ではしばらく前まで大学教員は終身雇用が普通だった。ここのところ、任期制を導入して、変化が激しく進んでいる。現時点では、任期制を一部のポストに導入しているところ、導入していないところ、全ポストを任期制にしているところとさまざまである。私が働いている大学でも全ポストを任期制にしている学部がある。 3年とか5年といった任期(要す
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