タグ

ブックマーク / ameblo.jp/yk1952yk (1)

  • 『今昔物語集33「三善清行の宰相と紀長谷雄と口論せし語」』

    巻第二十四 第二十五 「三善清行(みよしのきよつら)の宰相と紀長谷雄(きのはせを)と口論せし語」 今は昔、延喜の御時に、参議三善清行と云ふ人あり。 (文章博士、宮内卿。意見封事で名高い) 其の時に紀長谷雄の中納言、秀才(文章生で試験に合格した者、 文章博士の候補者)にてありけるに、清行の宰相と聊かに口論ありけり。 清行の宰相、長谷雄をいはく、 「無才の博士は古より今に至るまで世になし。 但し和主(わぬし)の時に始まるなり。」と。 長谷雄これを聞くといへども、さらに答ふることなかりけり。 これを聞く人思はく、さばかりやむごとなき學生(がくしやう) なる長谷雄をしか云ひけむは、清行の宰相、事の外の者に こそありけれとぞほめ感じける。 況むや、長谷雄答ふる事なかりければ、理(ことわり)と思ひけるにや。 其の時に亦惟宗孝言(これむねのたかこと)と云ふ大外記ありけり。 やむごとなかりける學生なり。か

    『今昔物語集33「三善清行の宰相と紀長谷雄と口論せし語」』
    werdy
    werdy 2020/06/18
  • 1