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ブックマーク / himaginary.hatenablog.com (7)

  • ゲーム理論は直接的には現実に応用できない - himaginary’s diary

    とイスラエルのゲーム理論の大家アリエル・ルービンシュタインがThe Browserインタビューで述べている(Mostly Economics経由)。 その内容を簡単にまとめると以下の通り。 ゲーム理論というネーミングで、フォン・ノイマンは数学だけではなく広報宣伝での天才ぶりを発揮した。そのネーミングにより、何か単純なものが経済危機や核抑止力政策といった複雑な状況に応用できるという幻想を人々に抱かせた。自分の見方は同僚より極端かもしれないが、ゲーム理論は現実に直接応用できるという主張には与しない。 自分が比喩として良く用いるのは論理学。論理学は哲学や数学の興味深い一分野ではあるが、それがより良い人生を送る助けになるという幻想を抱いている人はいないと思う。良き裁判官は論理学を習得している必要は無い。論理学はコンピュータ科学の発展に役立ったが、友人との討論や、裁判官、市民、もしくは科学者として与

    ゲーム理論は直接的には現実に応用できない - himaginary’s diary
  • 世界の頭脳が集まるところ - himaginary’s diary

    を地図化した記事がThe Atlanticに掲載されていた(原題は「Where the World's Brains Are」;Economix経由)。書いたのはリチャード・フロリダ(Richard Florida)で、同氏率いるCreative Class Group社のサイトにもクロスポストされている。 以下がその地図。 また、記事文には1位から24位までの都市(圏)が記述されているが、そのランキングは以下の通り。アジアでは東京が辛うじて24位に滑り込んでいる。 ボストン=ケンブリッジ ロサンゼルス ニューヨーク サンフランシスコ ロンドン シカゴ パリ チューリッヒ サンノゼ=シリコンバレー ケンブリッジ(英国) ダーラム=チャペルヒル ミュンヘン ピッツバーグ トレントン=セントラルニュージャージー ストックホルム オックスフォード ニューヘイブン イサカ サンディエゴ フィラデ

    世界の頭脳が集まるところ - himaginary’s diary
    werdy
    werdy 2010/10/29
  • マンキュー「左派陣営のブログを炎上させるって楽しいな♪」 - himaginary’s diary

    okemosさんの予想にお応えして(?)、今日は昨日紹介したマンキューコラムへの各論者の反応を簡単に紹介してみる。 Mark Thoma マンキューならば学者としてではなく、より高給のコンサルタントとしても成功するだろう。そうしないのは、彼にとって金銭がすべての問題では無いことを物語っている。事あるごとに自分がハーバードの教授であることを吹聴するのは、そうした形で自我を満足させることが、彼にとっては金銭的なものに匹敵することの表れではないか? 従って、論説記事でそうした自我を満足させられるならば、彼は実はタダでも書くのではないか? 増税が実施された後、実際に彼が論説執筆を止めるかどうかとくとご覧あれ。 デロング マンキューがその顧問だったブッシュ政権は、減税とメディケア・パートDと軍拡を実施したが、それに対応する財源の手当てを行わなかった。フリードマンが好んで言ったように、財政支出は税金を

    マンキュー「左派陣営のブログを炎上させるって楽しいな♪」 - himaginary’s diary
  • モデル戦争 - himaginary’s diary

    昨日や10/9のエントリで触れたModeled Behaviorのカール・スミスによる現在の経済学モデルの分類*1を、以下に簡単に紹介してみる。 リアルビジネスサイクル理論 ケイシー・マリガンはこのグループに属すると思われる。あと多分コクランとファーマも実質的にここに入るのではないか。 このグループの主張では、市場は常に均衡し、政府支出は常に民間消費をクラウドアウトし、財政赤字の増加は常に投資と経済成長の低下をもたらす。 このグループの考えでは、不況とは、人々が様々な理由で働かないという決断を下した、という現象である。その理由とは、生産性ショックかも知れないし、政府によって労働意欲が削がれたためかも知れない。 参考文献。 再計算理論 アーノルド・クリングのいわばネオ・オーストリア学派的な見方。 公式のモデルは無い。ひょっとすると彼らは公式のモデルの定式化を敢えて避けているのかもしれない。

    モデル戦争 - himaginary’s diary
    werdy
    werdy 2010/10/13
  • 単なる嘘つきや事実を否定する人と議論で合意するのは不可能 - himaginary’s diary

    Economics of Contempt(EoC)がジョン・テイラーやジョン・コクランについてそう書いている。 以下はEconomist's Viewにおける抜粋。 After reading John Taylor and John Cochrane's analyses Lehman's failure, I'm beginning to understand how it's possible for economists to say that "we're still arguing about the causes of the Great Depression." It's generally hard to come to an agreement when one side simply lies, or refuses to acknowledge undeniabl

    単なる嘘つきや事実を否定する人と議論で合意するのは不可能 - himaginary’s diary
  • 今の景気回復は想像の産物? - himaginary’s diary

    というロバート・シラーのNYT論説に対し、The Big Picureのバリー・リソルツが異を唱えている(Economist's View経由)。 シラーは次のように書いている。 Beyond fiscal stimulus and government bailouts, the economic recovery that appears under way may be based on little more than self-fulfilling prophecy. Consider this possibility: after all these months, people start to think it’s time for the recession to end. The very thought begins to renew confidence, and

    今の景気回復は想像の産物? - himaginary’s diary
  • 経済学者は感情で動く - himaginary’s diary

    クルーグマンが経済論争に関して面白いことを書いている。以下はその拙訳。 ゴドウィンの法則の拡張提案 ゴドウィンの法則――ネットでの議論がある程度長引くと、相手をヒトラーに喩える輩が必ず出てくる――は、もし実際に相手をナチに喩えることに走ったら、議論に負けたことになり、もはやまともに相手にされなくことを意味する、と解釈されることが多い。私はその解釈に全面的に同意する。(それは共和党の重要人物の意見をもはや真剣に受け止めるべきではないことを意味するのか? 答えはイエスだ) しかし、倫理的にナチの喩えと同等の喩えは数多く存在し、それらはやはり同じ扱いを受けるべきである。私がここで提案したいのは、 ある分野での一層の政府の行動を求める声――雇用創出、医療改革、その他諸々――に対し、ソ連の例を引き合いに出して反応する人 もしくは 適度なインフレないしドル安が受け入れ可能という提案に対し、ジンバブエの

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