ソフトウエア最大手、米マイクロソフト(MS)は27日、日本のヤフーと米グーグルによるインターネット検索事業での提携について「日本ではグーグルがすべての検索情報を支配することになる」との声明を発表、日本の検索市場で競争環境が損なわれるとして反対を表明した。 米ヤフーと世界規模で検索事業を事実上統合しグーグルを追う計画を進めるMSにとって、日本のヤフーの離脱は打撃となる。 米国では2008年、いったんヤフーとグーグルが合意した提携に司法省が反対し、ご破算になった経緯がある。MSのブラッド・スミス上級副社長は、この際の両社の米有料検索市場でのシェアが最大でも90%だったとして、今回の提携が「(08年に)米国の司法省が違法と認定したケースよりも競争抑止的だ」と批判した。 一方、グーグルは「日本の公正取引委員会に異議がないことを確認した」との声明を発表。日本のヤフーは独立した会社であり、検索と広告事