8月6日に広島市で開かれる原爆死没者慰霊式・平和祈念式(平和記念式典)にルース駐日米大使(55)が出席する方向で米政府が最終調整していることが27日分かった。実現すれば、駐日米大使として初となる。日米関係筋が明らかにした。 オバマ大統領が掲げる「核なき世界」の追求を反映した動きで、実現すればオバマ政権の核兵器廃絶・核軍縮への決意を示すメッセージとなりそうだ。ルース大使はオバマ氏と関係が深く、直接助言できるとされる。 関係筋によると、ルース氏は原爆慰霊碑への献花も検討している。8月9日に長崎市で開かれる平和祈念式典には出席しない方向。(共同)