NVIDIAのArm買収で、これまでArmを採用してきたベンダーは戦略変更を迫られるかもしれない。そんな中、注目を集めているのが、オープンソースのプロセッサ「RISC-V」だ。RISC-Vとは何なのか、どういったメリットがあるのかを解説しよう。 NVIDIAがArmの買収を発表してから、Armを採用しているベンダーは今後の動向を注視しているようだ(NVIDIAのプレスリリース「NVIDIA、Armを400億米ドルで買収」)。NVIDIAの戦略によっては、引き続きArmを採用すべきなのかを考える必要があるからだ。そこで、注目を集めているのが、「RISC-V(リスク・ファイブ)」だ(RISC-Vは、「ファイブ」だけでなく、実はベクターの「V」でもあるのだと設計者が書いてもいる)。 実際、大手ストレージベンダーであるSeagate Technologyは、自社のハードディスク向けのSoCに組み込