日本相撲協会は28日、両国国技館で、土俵と女性に関わる協議を目的とした臨時理事会を開いた。「女人禁制」についての議論が再燃する中で、約1時間の意見交換を行った。終了会後に対応した芝田山広報部長(元横綱・大乃国)によると、「いますぐ結論という声に左右されず、公益法人として見解を示しました。すぐに(答えが)出るものではない。ゆっくり議論を重ねる」とした。 また相撲協会は理事会で交換した意見を元に八角理事長が、今回の問題に対する談話を発表した。談話は以下の通り。 〈1〉舞鶴市での不適切な対応について 京都府舞鶴市で行った巡業では、救命のため客席から駆けつけてくださった看護師の方をはじめ女性の方々に向けて、行司が大変不適切な場内アナウンスを繰り返しました。改めて深くおわび申し上げます。 舞鶴市の多々見良三市長の一日も早いご回復を心よりお祈り申し上げます。 大相撲は、女性を土俵に上げないことを伝統と