スペイン北東部のカタルーニャ州で一方的な独立を主導したとして中央政府によって州首相を解任され国家反逆の疑いなどで逮捕状が出ていたプチデモン氏ら5人について、滞在先のベルギーの司法当局は、スペイン側の要請を受け、身柄を拘束したと発表しました。プチデモン氏ら5人は5日午前、日本時間の5日夕方、ベルギーの司法当局に弁護士とともに出頭してきたということです。
ベルギーの首都ブリュッセルで記者会見するカルレス・プチデモン氏(中央、2017年10月31日撮影、資料写真)。(c)AFP/Aurore Belot 【11月3日 AFP】(更新)スペイン北東部カタルーニャ(Catalonia)自治州の独立問題で、首都マドリードの裁判所は3日、裁判所の召喚に応じなかったカルレス・プチデモン(Carles Puigdemont)前州首相に対する欧州逮捕状を発付する。同市の司法筋が明らかにした。また、スペイン国内にいる前州副首相ら8人に対しては2日、勾留が命じられた。 プチデモン氏の代理人を務めるポール・ベカルト(Paul Bekaert)弁護士はこれに先立ち、フラマン語放送のVRTに対し「依頼人からベルギーにいる前州首相と前閣僚4人に(逮捕状が)確かに発付されたとの連絡を受けたばかりだ」と説明していた。 だが司法筋はAFPに対し、マドリードの判事はグリニッジ
スペイン北東部カタルーニャ自治州の州都バルセロナで行われたデモに参加したカルレス・プチデモン自治州首相(前列右)ら(2017年10月21日撮影)(c)AFP/LLUIS GENE 【10月22日 AFP】スペイン北東部カタルーニャ(Catalonia)自治州の州都バルセロナ(Barcelona)で21日、独立派のカルレス・プチデモン(Carles Puigdemont)自治州首相らも参加して、同州独立支持者による大規模な抗議デモが行われた。スペイン中央政府が同自治州の独立阻止に向けて思い切った手段に出る中、デモ参加者は口々に「自由」「独立」などと叫んだ。 バルセロナ中心部で行われた抗議デモでは当初、治安妨害で逮捕され、取り調べを受けている草の根独立推進団体のリーダー2人の釈放を求めるために計画されていた。しかし中央政府のマリアノ・ラホイ(Mariano Rajoy)首相が、カタルーニャの自
ドナルド・トゥスク欧州理事会常任議長(EU大統領)は19日、スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立運動をめぐる情勢について、「懸念すべき」状況ではあるものの欧州連合(EU)が行動を起こすことはないと言明した。
スペインのイルデフォンソ・カストロ外交長官(副大臣級)は19日、南部マラガで朝日新聞などの取材に答え、カタルーニャ自治州の独立問題を「クーデターだ」と批判した。その上で「憲法と法制度に従って政府と対話すべきだ」と述べた。 カストロ氏は、カタルーニャなど国内の自治州について、教育や医療、経済政策などの面で、自治権が広く認められてきたと強調。「独立宣言」を受けて、多くの企業がカタルーニャから本社を移転させるなど、経済的な影響が出ていることに懸念を示した。一方で「ブレグジット(英国のEU離脱)とは違い、一時的なものだ。多数の人が、カタルーニャはスペインの法制度やEUの傘下にあると考えており、安定性を取り戻すだろう」と話した。(スペイン南部マラガ=河原田慎一)
スペイン北東部カタルーニャ自治州のプッチダモン州首相は10日、強行した住民投票で独立派が多数を占めたことを踏まえ、「市民から独立国家になるよう託された」とした。そのうえで、同自治州の州議会に対し、「スペイン政府との対話のため、独立宣言の効力をいったん凍結するよう提案する」と表明した。 地元メディアは「独立を宣言し、すぐに凍結した」(全国紙エルパイス電子版)と解釈した。一方的な独立への動きを控える動きだが、プッチダモン氏の提案通り、中央政府が交渉に応じるかどうかは不透明だ。 カタルーニャでは1日、憲法裁の差し止めを振り切って州政府が住民投票を実施。90・2%が独立に賛成したとしている。これを踏まえ、プッチダモン氏は10日、州議会で「政治情勢の報告」に臨んだ。カタルーニャが独立を宣言しようとしていることについて、「内外からの様々な仲裁の申し出がある」と説明し、「対話が、スペインとの間で平和的な
スペイン・カタルーニャ自治州のバルセロナで行われた、カタルーニャ独立反対デモの様子。巨大横断幕には「カタルーニャはスペイン」と書かれている(2017年10月8日撮影)。(c)AFP/LLUIS GENE 【10月9日 AFP】スペイン・カタルーニャ(Catalonia)自治州の独立派指導部が、中央政府が違法とみなす同州独立の是非を問う住民投票を経て独立宣言に踏み切る構えを示す中、州都バルセロナ(Barcelona)の中心部で8日、独立に反対する数十万人が集結してデモ行進を行った。 住民投票から1週間。近年最悪の政治危機をめぐって不安が広がる中、スペインからの離脱に反対する自称「静かなる多数派」のカタルーニャ住民が沈黙を破った。デモ参加者らは澄んだ青空の下、スペイン国旗とカタルーニャ州旗の両方を掲げて「スペイン万歳! カタルーニャ万歳!」と唱和しながら、バルセロナの街路を練り歩いた。 地元警
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