高橋幸美さんは全国各地で過労死や過労自殺の根絶を訴えている=京都市内で2018年11月、宇多川はるか撮影 「娘の話をし続けるのは疲れる。ヒステリックな母親と思う人もいるんでしょうね」。電通社員で過労自殺した高橋まつりさん(当時24歳)の母は、苦笑まじりに言った。「死んだら負け」という人気タレントの発言が歓迎される冷たい社会。娘が苦しみ抜いた長時間労働やパワハラがなくなる日は来るのか。【宇多川はるか/統合デジタル取材センター】
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高橋幸美さんは全国各地で過労死や過労自殺の根絶を訴えている=京都市内で2018年11月、宇多川はるか撮影 「娘の話をし続けるのは疲れる。ヒステリックな母親と思う人もいるんでしょうね」。電通社員で過労自殺した高橋まつりさん(当時24歳)の母は、苦笑まじりに言った。「死んだら負け」という人気タレントの発言が歓迎される冷たい社会。娘が苦しみ抜いた長時間労働やパワハラがなくなる日は来るのか。【宇多川はるか/統合デジタル取材センター】
弁護士やジャーナリストなどで構成するブラック企業大賞実行委員会は27日、労働などで問題があると指摘する今年の「ブラック企業大賞2017」のノミネート企業(法人)に、記者の過労死が発覚したNHKなど9社(グループ)を発表した。今後、インターネットでの一般投票などを行い、12月23日に大賞の発表、授賞式が開かれる。昨年の大賞は新入社員の過労自殺が問題となった電通だった。 ほかにノミネートされたのは、ゼリア新薬工業▽いなげや▽パナソニック▽新潟市民病院▽引越社・引越社関東・引越社関西▽大成建設・三信建設工業▽大和ハウス工業▽ヤマト運輸。これらの企業(法人)については、関連企業を含めて裁判所や労働基準監督署など公的機関が是正勧告や労災認定するなど、一定の判断をすでに下している。 NHKは、平成25年7月に首都圏放送センターの記者、佐戸未和さん=当時(31)=が過労死し、労基署が労災認定していたこと
日本放送協会(NHK)の記者だった女性(当時31)が2013年7月に心不全で死亡したのは過重労働が原因だったとして、14年に渋谷労働基準監督署(東京)が労災を認定していたことが分かった。NHKが4日、発表した。ピーク時の時間外労働は月150時間を超えていた。 新入社員が過労自殺した広告大手・電通に続いて、公共放送の職員の過労死も発覚したことで、メディア関連企業の長時間労働の是正を求める声がさらに強まりそうだ。 遺族は今夏以降、女性の過労死を局内全体に周知して再発防止に生かすようNHKに強く求めてきた。女性が労災認定を受けてから3年余り。NHKはこの間、電通の過労自殺事件をはじめ、過労死問題を手厚く報道してきたが、局内で起きた過労死については、遺族から強い要望を受けるまで職員に広く周知していなかった。 NHKや遺族の説明によると、亡くなったのは、入局9年目だった佐戸未和(さど・みわ)さん。0
新国立競技場の建設工事に関わっていた23歳の新卒男性が今年3月に失踪し、長野県で遺体で見つかった。警察などの調査で、自殺と判断された。「自殺は仕事が原因」として、両親は上野労働基準監督署に労災認定を申請、代理人の弁護士が7月20日に厚労省で記者会見した。 何が起きていたのか。男性は、大学卒業直後の2016年4月、都内の建設会社に就職し、現場監督をしていた。 2016年12月17日、新国立競技場地盤改良工事に従事することになって以降、極度の長時間労働、深夜勤務、徹夜が続いた。自殺直前の1カ月で、徹夜が3回もあり、夜22時以前に仕事が終わったのは5日だけだったという。 男性は2017年3月2日、突然失踪した。「今日は欠勤する」と会社に連絡があり、それを最後に一切連絡がとれなくなった。誰からの連絡にも応じなくなった。 そして、4月15日に長野県内で遺体が発見された。警察・病院の捜査の結果、「3月
2015年3月の卒業式当日に撮影した写真(写真は高橋幸美さん提供) 2015年12月、電通の新入社員だった高橋まつりさんが長時間の過重労働を苦に、自ら命を絶った。だが現在、この事件を受けても東大生には「自分は過労死をしないから大丈夫」「激務でも自分なら大丈夫」と根拠のない自信を持つ傾向が少なからず存在するのではないか。「彼女の死はあくまで例外的な出来事だから」。就活を控えた東大生の一人がぽつりと口にした言葉から、その根拠なき自信が透けて見えるように感じた。東京大学新聞社は母親の高橋幸美さんや関係者の方々に高橋まつりさんがどんな東大生だったか、どんな思いで電通に就職したのか話を聞いた。高橋まつりさんの境遇は、就活を控えた学生にとって果たして人ごとの話だろうか。 (取材・福岡龍一郎、石原祥太郎、久野美菜子) 「根性無し」ではない 高橋まつりさんは04年、静岡県にある中高一貫校に授業料免除の特待
引き続き長時間労働規制の問題です。 報道では「経団連会長 「連合と合意目指す」残業上限規則で」とあり、今週中に会談もあるとされています。 また、報道のタイトルでは、経団連は連合と合意を目指しているようです。 しかし合意に至るには、どちらかが譲らなければなりません。 さて、どちらが譲歩すべきでしょうか? 誰が今まで長時間労働をさせてきたのか先日、配信した「残業時間の上限規制~問われる政府の<本気度>」では、主に「政府の本気度はどうなのか?」を書きました。 しかし、この問題で一番責任があるのは誰でしょうか? それは、残業時間について「繁忙期100時間」に固執する経団連にあると断言したいと思います。 そもそも、経団連会長・副会長企業において、今現在、労働者をどれだけ残業させられるようにしているのでしょうか? それは以下のとおりです。 しんぶん赤旗2017年2月4日(土)記事よりなお、 経団連の榊
電通の高橋まつりさん(東大卒)が、たった1年足らずで過労自殺したニュースが話題となった。 私も長時間労働による過労で出版社を辞めており、まつりさんほどではないがパワハラとセクハラの実体験がある。 だが、今日はそのことを書くよりも、もっと大きい視点から「高学歴女性が過労死や専業主婦を選んでしまう日本社会の問題点」について書きたい。 子どもに学歴をつけたいと願う親 まつりさんのお母さんは、離婚後に女手一つでまつりさんを育て上げた。 まつりさんも、その気持ちに応えて、地方の高校から猛勉強して東大に入った。 まつりさんとお母さんの関係は、私と母のそれに似ている。 私の母は、本当の母を小さい頃に亡くし、継母に育てられている。 いわゆる継子いじめを受け、とても苦労してきた。 結婚して幸せになれるかと思いきや、私の父は若い頃、いわゆる飲む打つ揃った横暴な男だった。 父を悪く言いたくないが、この話をする上
電通の新卒1年目の女子社員の高橋まつりさんが身を投げたのは、去年のクリスマス。 皆さんは早く帰って、子どもたちとケーキを囲めていたのではないでしょうか。 しかし、彼女は100時間以上の残業をさせられ、上司からは「なに目を充血させてるの。女子力ないね」と言われ、「2時間しか寝れない」というツイートをし、そして'''24年間の生涯を、自らの手で閉じました。 ''' 「離婚して一人親になったお母さんを、楽にしてあげたい」と猛勉強して東京大学に入った、頑張り屋さんの若者の未来は、永久に失われたのでした。 正直、僕はこの事件を聞いて、ひどく嫌な気分になりました。もっというと、電通の経営陣は若者の命を奪っておいて、なんで辞めないの?と憤りに満ちた思いを感じました。少なくとも、違法な長時間労働については、法的な制裁を受けるべきです。 【日本中にある電通】しかし、気づいたのです。これは電通だけに憤り、電通
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