【2012年11月5日 NASA】 土星の衛星タイタンの大気で、太陽光が全く届かない場所から微弱な発光現象が見られた。現段階では明確な原因がわからないという。 「カッシーニ」がとらえた土星の影の中のタイタン。生画像に近い左の画像では、土星からの反射光が当たっている下半分だけが明るく見える。しかし、土星の反射光を取り除いて画像処理をした右の画像をみると、全く光が当たらない上半分も光っていることがわかる。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech/SSI) NASAの探査機「カッシーニ」の撮影画像から、土星の衛星タイタンの大気の深いところから濃いもやを通り抜けて微弱な光が出ていることがわかった。数百万分の1W程度という非常に微弱な光だが、長期間露出の撮影により、この光をとらえることができた。 「非常に微弱ですが、タイタンが暗闇の中で光っていることがわかりました。これは、ネオンサイン