ヘリウムは窒素と同様に反応性をほとんど示さない、不活性ガスといわれるガスで沸点が非常に低いのが特徴です。 液体ヘリウムは誤った用い方をすると重大な事故を引き起こしかねない危険なものです。正しい用い方を日頃より心がけましょう。 ヘリウムについて ・化学的に非常に不活性でほとんど反応性を示さない ・沸点は4.2K(-269℃) ・水素に次いで軽い物質 ・気化した場合は699倍(0℃)~789倍(35℃)に膨張 ・無色透明で無味無臭 ・ヘリウムには同位体の4Heと 3Heがあり区別して使用されている 4He(中性子2陽子2)は大気中にわずか0.000524%しか存在しない 3He(中性子1陽子2)は天然にも存在するが、通常核分裂反応で人工的に作られる 取り扱い注意事項 液体窒素と同様で、非常に低温で、蒸発すると非常に膨張するため爆発、窒息、凍傷に細心の注意が必要です (液体窒素の取り扱い参照)。