低血糖症という病名を聞いたことがありますでしょうか? 低血糖症には、特定の症状はありません。多くの症状を呈します。 そのために誤った診断をされる事が多く、特に精神疾患領域では、統合失調症、うつ病、パニック障害、慢性疲労症候群、登校拒否、ADHDなど、さまざまな病気に診断されている事があります。正しい診断には、5時間糖負荷検査を受けなければなりません。この検査から得られる結果は、患者さまの症状を説明するために有効なものである事が多く、治療のために必要な情報になります。 低血糖症と診断された多くの患者さまには、多くの症状や病気の診断を受けている方がいらっしゃいます。そのような患者さまに、5時間糖負荷検査の結果をもとに治療することによって、すでに診断されていた病気や、長期間お悩みになっていた症状が改善されることがあります。 医師のあいだにも一般には低血糖症という病態は知られていません。 血糖値は