首都圏への影響、「北東」が最大 小山真人(こやま まさと) 静岡大学防災総合センター教授 1959年生まれ。富士山火山防災対策協議会委員、火山噴火予知連絡会伊豆部会委員 富士山の噴火と言えば、300年ほど前の江戸時代に起きた「宝永噴火」をイメージする人が多いだろう。宝永噴火は開始から終了までの16日間に、マグマ量に換算して7億立方メートルもの火山灰を風下に降らせた大規模で爆発的な噴火だった。同種の噴火が将来起きた場合の首都圏への影響については、10月9日の藤井氏執筆の本欄を参照してほしい。 しかしながら、富士山が過去に起こした噴火は多種多様であり、必ずしも次の噴火が宝永噴火に類似するとは限らない。ここでは富士山が起こしうる別種の大規模災害として、「山体崩壊」を指摘しておきたい。 山体崩壊は、文字通り山体の一部が麓に向かって一気に崩れる現象であり、その結果生じる大量の土砂の流れを「岩屑(がん
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長野県の志賀高原にあるホテルで、高校生およそ170人の財布などが盗まれた事件で、財布などが保管されていたフロントには荒らされたような形跡がなかったことなどから、警察は高校生の財布など狙った犯行の可能性もあるとみて捜査を進めています。このホテルでは去年も合宿で訪れていた中学生340人の財布などが盗まれる事件が起きていて、警察で関連を調べています。 警察などによりますと、貴重品は、フロントの奥に保管されていましたが、7日の午後11時半ごろには貴重品があることが確認されていたということです。しかし、ホテルの担当者が、8日朝7時半ごろに確認したところなくなっていたということです。 また、ホテルの関係者によりますと、フロントや隣接する事務室には鍵がかけられ、荒らされたような形跡はなかったほか、室内にあった釣り銭用の現金に手をつけた形跡はなく、残されていたということです。このため警察は、当初から高校生
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