相模原の町外れに突如出現したレトロ自販機コーナー(相模原市南区下溝)が話題を呼び、連日、大勢の人が懐かしさを求めて訪れている。 ハンバーガー、トースト自販機 数十年前にドライブインやボウリング場などに設置されていた「レトロ自販機」。コミカルな商品イラストが描かれていたり、タワークレーンのような動きで商品を選べたり、注文を受けてから自販機内の機械が調理するなどして、味わいがある。 よみがえらせたのは同地でタイヤとホイールの販売などを手掛ける「中古タイヤ市場」の斉藤辰洋社長。「自販機の中が、どのように動いているのか興味があった」と、長い間使われていなかったボロボロの自販機を全国から買い集めていた。 自販機は、製造メーカーがすでに廃業していたり、自販機で販売する商品が製造されていなかったりするものばかり。機械の修理にとどまらず、デジタル表示器をニキシー管に入れ替えるなどオリジナルデザインを再現。