自動車内の温度差で発電! ヤマハが熱効率向上につながる熱電発電モジュール販売へ 排気ガスの熱をエネルギーに! 自動車への搭載を可能にした耐久性アップと大型化の成功 ガソリン車やディーゼル車において必ず排出され、地球温暖化の一因にもなっている排気ガス──。そんな厄介者を、自動車で使用される電気のエネルギー源に利用する研究が進められているという。排気ガスと併せて活用するのは、エンジンのオーバーヒートを防ぐための冷却水であり、両者の温度差を利用した熱電発電だ。これまでは難しいとされていた自動車への搭載や、世界最大サイズを実現したヤマハ株式会社製の最新熱電発電モジュールを紹介する。 自動車の性能をアップする可能性大 ことし2月末、日産自動車からエンジンの熱効率50%を実現する技術が発表され、関連業界をにぎわせたのは記憶に新しい。 熱効率とは、燃料が持つエネルギーに対して出力として取り出せる割合のこ