【いま読む震災前の警告】2009年07月27日 産経新聞 東京朝刊■1000年間隔で襲う津波 仙台内陸部まで遡上 東北地方の太平洋沖で起こる海溝型地震は、しばしば甚大な津波被害を及ぼしてきた。近年の津波被害の多くは岩手県を中心とした三陸海岸で起きているが、平安時代の歴史書「三代実録」には、宮城県・仙台平野を襲った大津波の記述がある。869(貞観11)年の貞観津波だ。東北大学や産業技術総合研究所(産総研)の調査研究で、仙台平野の内陸部に達する巨大津波は、約1000年ごとに起きていることが分かった。貞観津波からはすでに1100年以上が経過しており、巨大津波を想定した地震対策が求められる。(中本哲也)関連記事弥生期遺跡に巨大津波の痕跡 1000…浜岡原発 標高、耐水性…国・業界の想…記事本文の続き ≪浪分神社≫ 『陸奥国地大震動 流光如昼隠映 頃之 人民叫呼 伏不能起…』 三代実録には、貞観津