ブラジルのエンブラエルは現地時間5月23日(日本時間24日)、次世代リージョナルジェット機「E190-E2」の初飛行に成功した。当初は今年下半期に実施予定だったが、前倒しした。 E190-E2は、三菱航空機が開発を進める国産初のリージョナルジェット旅客機「MRJ」にとって最大のライバル。初飛行に成功したことで、開発が遅れているMRJは苦戦を強いられそうだ。 高度4万フィート到達 E190-E2の飛行試験初号機(登録番号PR-ZEY)は、午後1時6分に工場のあるサンジョゼ・ドス・カンポスを離陸。3時間20分の初飛行に成功した。飛行試験初号機がロールアウトしたのは2月25日で、3カ月で初飛行にこぎ着けた。飛行速度はマッハ0.82、高度は4万1000フィート(1万2496.8メートル)に達した。上空では主脚と前脚を格納し、フラップを操作した。 飛行試験機は4機製造。量産初号機の引き渡しは、201
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