2022.02.04 「マイページ」が使いやすく変わりました!(シリアル登録、コンテンツ検索がスムースに) 納豆に多く含まれるナットウキナーゼは血栓を溶かすことで動脈硬化症の予防に役立つと言われていますが,ナットウキナーゼは腸でそのほとんどが分解され,血中には移動しないと思います。ナットウキナーゼによる効果をご教示下さい。�(東京都 F) 【回答】 【ナットウキナーゼは血液線溶系あるいは凝固系の酵素に影響を持つ】 (1)ナットウキナーゼとは(図1) ナットウキナーゼは275個のアミノ酸からなる一本鎖構造であり,計算分子量は27,724,pI8.7です1)。合成基質では特にBz-Ile-Glu-(OR)-Gly-Arg-pNAを分解し,Km=7.43×10−4M,Vmax=0.088μmol/分です2)。 (2)ナットウキナーゼの腸管吸収および薬理作用 一般に蛋白はアレルギー(抗原性)の面か