アメリカのロイヤル・カリビアン・クルーズが、疑似スカイダイビングやロボットバーテンダーといった様々な新機軸を搭載した新型のクルーズ客船を相次いで登場させました。そこにはどんな背景があるのでしょうか。クルーズ界の問題、また現在の世界経済がそこに見えてきます。 バーテンダーはロボット、船内でスカイダイビング 「船上でスカイダイビング?」――どこまで行くのかクルーズ客船!と言いたくなるような新機軸を打ち出し続けているアメリカのロイヤル・カリビアン・クルーズ(RCL)が、また驚くようなコンセプトの客船を登場させました。 2014年11月に登場した「クアンタム・オブ・ザ・シーズ」、そして今年4月に登場した「アンセム・オブ・ザ・シーズ」(16万7800総トン、乗客定員4180人、全長348m、乗組員定員1500人、2隻同型船)がそれです。 (左上)「クアンタム・オブ・ザ・シーズ」(右上)展望カプセル「