ナブラ・ゼロは2012年5月1日、防災教育を目的とした iPhone アプリ「AR 津波カメラ フィールドミュージアム」を発表した。 同社が4月にリリースした「AR 津波カメラ」から進化しており、「GIS サーバーとの連携機能」「双方向機能」を備えている。iTunes App Store で無償ダウンロード提供中。 同アプリは、iPhone に内蔵された GPS 機能を用い、東日本大震災での津波の高さ(浸水深)を、AR(拡張現実)の技術を用いて“被災地内の現地(岩手県大船渡市・陸前高田市、宮城県気仙沼市)で”iPhone のカメラ画像上に再現する。 同アプリを起動すると、国土地理院による「浸水範囲概況図」などから求めた「現場の浸水深の推定値」がサーバーから自動取得されて入力される。しかしこの浸水深はあくまで“推定値”であるため、実際の浸水深とは相違している可能性があるという。 そこで