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ブックマーク / delete-all.hatenablog.com (10)

  • 離婚することになりました。 - Everything you've ever Dreamed

    離婚することになりました。残念な気持ちはない。一ヵ月間彼女と話し合ってきた結果だからだ。彼女と僕は一回り以上年齢が離れている。話合いでわかったことは、考え方や価値観の違いは否めない、ということだ。最近流行りの熟年離婚ということになるのだろうか。法律的に何といえばいいのか、考えながら、今の気持ちを文章にしてみたい。 原因と理由について、彼女は、「介護をしたくない」「顔を思い浮かべるだけでゲボが出る」「面倒くさい」等々を挙げたが、音はわからない。あえて掘り起こそうとも思わない。彼女を尋問して隠された不満を剥き出しにすることに何の意味があるだろう。終わる関係をさらに虚しくするだけだ。人生とは、関東ローム層のように厚く積み重なった不満のうえを、ひとつひとつの層を意識せずに歩いていくようなものなのだ。生活に大きな支障はない。彼女は活き活きとしている。お互いに生まれたときの名前に戻るだけのことなのだ

    離婚することになりました。 - Everything you've ever Dreamed
    yako_baum
    yako_baum 2021/08/18
    びっくりした/私ももしものことがあったら死後離婚したいなぁ。子どもたちが大きくなってたらね
  • 20年間の営業マン生活で僕が身につけた、成果を出し続けられるようになる消極的一期一会スタンスについて全部話す。 - Everything you've ever Dreamed

    昨日、部下氏から「客に嫌われたかもしれません」という悩み相談を受けた。僕は今後の進め方を助言したあとで「やるじゃないか」と評価を伝えたのだけれど、どうやら部下氏はピンと来なかったようで「意地悪やめてくださいよ〜」なんて泣き言を漏らしていた。意地悪ではない。僕は、嫌われるくらいのことを言えなければ成果は長期的に出せないと考えている。 好かれるのと嫌われるのは表裏一体、紙一重だ。嫌われている人、苦手な相手が、ある商談を経て、大の得意先になった経験は何度もある。あえて感情をおさえて厳しい意見を出し合い、着地点を見つけて、進めていくのが仕事のあり方だ。営業の場合、相手が客であるケースが多いだけでその質は変わらない。だが、相手が客になってしまうと、途端に思考停止してしまう。「嫌われたくない」「嫌われては契約が取れない」という恐怖がその質を忘れさせてしまうようだ。若い頃の僕も同じだった。ある、ひと

    20年間の営業マン生活で僕が身につけた、成果を出し続けられるようになる消極的一期一会スタンスについて全部話す。 - Everything you've ever Dreamed
    yako_baum
    yako_baum 2020/10/21
    “好かれたい、嫌われたくない、というのは自分の立場を守る100%利己的なスタンスであり、利他ではない”
  • 20年の営業マン生活でわかってきた「仕事の本質」を全部話す。 - Everything you've ever Dreamed

    20年ほど営業という仕事をやってきて、小手先のテクニックにとらわれない質みたいなものがつかめたのが、数年前、給の営業をやっている時期だった。ニッチな仕事ではあったけれど、営業という仕事を見つめなおすにはちょうどよかった。現在は違う営業をしているけれど、今のうちにそのとき気付いたことを忘れないためにまとめておこう、というのがこの文章の目的だ。 給の営業というだけでピンとこないはずだ。僕もわからなかった。ピンとこない理由は、1)誰に 2)どうやって 3)何を売るのかわからないからの3点だろう。 1)誰に=営業の対象は法人の社員堂と福祉施設で僕は主に社員堂を担当していた。一般的に社員堂は自前で運営しているか、業者(給会社)が、管轄保健所から営業(給)で許可を取って運営している。給というと学校給を連想してしまいがちだが、社員堂も給なのだ。あなたの会社の社員堂にも給とかか

    20年の営業マン生活でわかってきた「仕事の本質」を全部話す。 - Everything you've ever Dreamed
    yako_baum
    yako_baum 2020/10/16
  • 夏に揺れる。 - Everything you've ever Dreamed

    駐車場でときどき見かける、オバハン運転の高級外車の危なっかしい運転にムカつきながらやってきた、いつものスーパーの夏野菜コーナー。特売を報せるアナウンス。キンキンに効いたエアコン。入り口のドアが開くたびに侵入してくる猛烈な熱気。目の前にはナス、トウモロコシ、トマトが信号機のような色合いで並んでいる。 僕の傍らにいた1人の女性がキュウリを手に取った。僕と同じ年代だが、ノースリーブの白く細い腕とたくましいキュウリのコンビが妙にエロティック。僕の視線は、甘い蜜をみつけたアリになって白い腕を舐めるようにはい登る。そして白い腕を持つ女性と目があってしまう。僕は彼女を知っていた。彼女の目も僕を補足していた。その目はあの夏の日と同様に、僕を睨みつけていた。 1994年、大学3年の夏休み。僕は隣町の山の上にあるゴルフ場のレストランでアルバイトをしていた。自転車で山道を登って通うのは一苦労だったけれども、仕事

    夏に揺れる。 - Everything you've ever Dreamed
    yako_baum
    yako_baum 2020/08/21
  • 死について考えている。 - Everything you've ever Dreamed

    先月、俳優の三浦春馬さんが亡くなられてから、ずっと、死について考えている。特別、三浦さんのファンでもないのに、時間があると、つい、彼のことを検索してしまっている。検索できるかぎりの動画やインスタは全部見たはずだ。理由ははっきりしている。当初報じられていた彼の死にかたが、20数年前の父のそれと酷似していたからだ。報道を信じるなら、そのまま、と言ってもいい。おそらく、「そこ」に至るまでのルートは人それぞれだが、決めてしまったあとのルートは、作業的になってしまうのだろう。スターであれ、庶民であれ。10代の終わりに父を亡くしたとき、死と自らそこへ向かう心理については散々考えて僕なりに結論を出している。「人の気持ちはブラックボックス」というのが僕の辿り着いた結論だ。人の気持ちはブラックボックスで、それがどういうものなのか推測はできるけれども、中身を知ることは出来ないのだ。遺書があったとしても、そこに

    死について考えている。 - Everything you've ever Dreamed
    yako_baum
    yako_baum 2020/08/13
  • 人は誰かにはなれないけれど。 - Everything you've ever Dreamed

    昨夜、サッカーで日とパラグアイが激闘を繰り広げているまさにそのとき、僕は、二のセクシー動画とバイアグラで激闘を繰り広げていた。家族に見つからないよう、声をひそめてポニーテールをシュシュする悦びに浸っていたのだ。突然、理由もなくアニマルになったのではない。最近、10日ほど僕を悩ませていたミステリーがすっきりと解決し、安心したのだ。先日(先月末)、父の命日の朝に墓参りに行った。いつもの墓参りとはちがった。僕と母が墓に着いたとき、すでに墓前には盛大に花が飾られていたのである。父の命日を知っている、近しいが家族ではない人物による花、主役の向日葵とエキストラ・フラワーズ。ここ十年ほど、家族や親族以外で墓参りに訪れる人はほとんどいなかった。墓参りのスタートは、前に自分たちが飾った花を片付けるのが常となっていたので、僕らを待ち構えていた小さな向日葵の黄色と茶色の鮮やかな色彩には、日常に意外が差し挟ま

    人は誰かにはなれないけれど。 - Everything you've ever Dreamed
    yako_baum
    yako_baum 2018/06/14
    思わず涙がこぼれたけど、トップコメ読んで我に返った
  • 親父が死んだ。 - Everything you've ever Dreamed

    5月30日の午後、父が死んだ。二十数年前の5月30日だ。当時僕はハイティーンの学生で、前触れも、理由もなく命を絶ってしまった父をどう受け止めればいいかわからず、ただ混乱していた。119。通夜。告別式。火葬。工場のラインのように順序良く一連の葬儀は通過したはずだが、ほとんど記憶がないあたりに混乱ぶりがうかがえる。気持ちが落ち着いて家族と話をしたのは、父が骨になってからだ。遠くで電車の通りすぎていくカタンカタンという音をバックミュージックに、母と弟と僕の3人で、感傷に流されずにこれからについて話をした、時折、古時計の鐘と、犬のタローの間抜けなアクビが挿入される、あの、静かな時間は今も僕の宝物で在り続けている。父と僕はよく似ていた。見事なまでに中年太りした父と外見が似ているといわれるのは心外だったけれども、葬儀に来た親戚や父の友人から父と似ていると言われるのは、それとは別の意味で嫌だった。僕には

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    yako_baum
    yako_baum 2018/05/31
  • 死を四次元ポケットに入れて - Everything you've ever Dreamed

    近所に住んでいたタカちゃんのお父さんが亡くなったとき僕たちはまだ小学一年生だったけれど、タカちゃんの家を取り囲んだパトカーや救急車の騒々しさと、普段は陽気なタカちゃんがお地蔵様みたいになっているのと、周りの大人たちの不穏な空気から、その死が普通じゃないことはなんとなくわかった。1980年(昭和55年)の初夏の出来事だ。当時、タカちゃんのお父さんは30代の半ば。平日の夕方、僕たちと遊んでくれる優しいおじさんであり、大きな友達だった。彼が病気で療養していたのだと気付くのはずっと後のことだ。どういう方法で命を絶ったのか僕は知らない。タカちゃんも知らなかったのではないか。ベーゴマ。メンコ。チョロQ。ルービックキューブにガンプラ。子供だったからだろうか、タカちゃんのお父さんについての楽しい記憶は断片的。バラバラで繋がっていないのだ。顔や声も思い出せない。ただ、身近で遊んでくれた人間が普通じゃない亡く

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    yako_baum
    yako_baum 2018/04/19
  • 小室哲哉氏の引退とぼくらの七日間戦争 - Everything you've ever Dreamed

    多くの肩書があるけれども僕にとって小室哲哉さんは今までもそしてこれからも未来永劫ずっとTMネットワークのリーダーである。先日、引退会見に臨んだ小室哲哉さんは、追い詰められ、疲れきった老人に見えた。30年前に赤く燃えるサバンナを眺める金曜日のライオンのように逆立てていた金髪はすっかり落ち着き、白髪と見間違えるようになってしまった。時折涙ぐむ弱々しい姿は、このままUTUになってしまうのではないかと心配になってしまうほど。不倫と介護疲れによる引退。その行いと対応の是非は受け手側それぞれの考え方により違うと思う。ただ、会見で小室さんがEDを患っていると告白されたときに僕の頭に浮かんだのは「戦友」の二文字だった。同じ病、敵と戦うレジスタンス。数年前、胸にズゴックが描かれたTシャーツ姿で逮捕されたときに覚えた親近感よりも強い絆を感じた。そして悲しかった。追い詰められているのは想像に難くないがEDを言い

    小室哲哉氏の引退とぼくらの七日間戦争 - Everything you've ever Dreamed
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    yako_baum 2018/01/24
  • 「子供を持てばわかる」で話を終わらせるのヤメて。 - Everything you've ever Dreamed

    とある友人と飲んでいて「子供は東大か京大へ行かせるつもりだ」と冗談を聞かされたので「言うのはタダだからな」とゲラゲラ笑ったら相手が真顔で半ギレしていた。冗談ではなかったらしい。「小学5年生の息子を学習塾と英会話と体育予備校とスイミングスクールに通わせているので小遣いが少ない」という愚痴からの流れで飛び出した東大進学希望発言。僕が冗談と勘違いしたのも無理はない。と思う。なぜなら彼は学生時代、どちらかといえば、というか、明確に勉強が出来ない人だったからだ。じっさい、酔っぱらっていたとはいえ、その場で暗唱した九九も相当に怪しかったし、「dog」の意味を問われた英語の小テストで「ドッグ」とカタカナで解答していたのを僕は強烈に覚えている。トンビが鷹を生む、ということはありうるけれども、自分の遊びほうけていた過去や目の当てられない成績を棚に上げて、子供に猛烈に勉強をさせて成績を望むのは何なのだろう?僕

    「子供を持てばわかる」で話を終わらせるのヤメて。 - Everything you've ever Dreamed
    yako_baum
    yako_baum 2018/01/16
    母親の口癖が「あの人は子どもを育ててないからわからない」「お前も子どもを産めばわかる」だった。子を産んで親の気持ちが理解はできたが毒親だと確信した。卑怯なマウンティング/本文はどっちもどっちだと思うが
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