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ブックマーク / reki.hatenablog.com (423)

  • ビリヤニの歴史 - ヒンドゥーとイスラム文化の交流と衝突 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    人気急上昇中のインド料理の奥深い歴史 これまでインド料理と言えばほとんどの人は「カレー」しか知らなかったと思います。 しかし近年、ネパールや南インド、スリランカ、バングラディシュなどの格的な南アジア料理を出すレストランが増え、カレーだけでも星の数ほど種類があるし、その他にも様々な料理のバリエーションがあることが知られるようになりました。 数ある南アジア料理の中でも最近注目されている料理がビリヤニです。 ビリヤニはインド人のみならず南アジアの人々の大好物で、お祭りや結婚式などのお祝い事には欠かせない料理。日ではSNSを中心にビリヤニ人気が高まり、都内でもビリヤニを提供する店が激増しました。 楽しく美味しいビリヤニの歴史と、その歴史的文脈が抱えるインドの価値観の戦いについてまとめていきます。 1. ビリヤニとはなにか Photo by  Garrett Ziegler インドの国民料理ビリ

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    yaneshin 2021/09/21
  • 歴史に残る都市大火災 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    都市の歴史の転換点となってきた大火災 都市というものが発生して以来、火事は人類の歴史にはつきものです。 大都市になると火災も大規模になったため、消化水の設置や消防団の組織、延焼を防ぐ区画など、都市は火災から命や財産を守るための機能を備えてきたのですが、それでも大火災が起こってしまい、歴史の転換点となる場合がありました。 これまで起こった歴史的な大火災を見ていきましょう。 1. ローマ大火(64年) キリスト教徒大弾圧の口実となった大火事 ローマ大火は西暦64年に起きた古代世界で最大の被害を出した都市火災です。 火はチルコ・マキシマスと呼ばれる戦車競技場の近くにある「燃えやすい品物を売っていた店」から始まり、当時ローマに吹いた南からの乾いた風によって木造の家屋に燃え広がりました。ローマの14地区のうち3地区が完全に燃え尽き、7地区もほぼ壊滅状態に。火はローマの3分の2を破壊し、何百人もの死者

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    yaneshin 2021/09/11
  • 【2021年9月版】世界史関連の新刊50冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    今月は歴史専門書の数が多いです 2021年7月~9月の世界史関連新刊紹介です。 記事はざっと流し読みをして気になるをメモしていただくか、ブックマークして書店を訪れた際に見返すかして使っていただけるといいかと思います。 今回は50冊あります。目下の国際関係を反映してか、中国関係の書籍が非常に多いのが特徴です。それではどうぞ。 注目の新書・選書 新書・選書からは9冊。個人的な注目は『高地文明―「もう一つの四大文明」の発見』『書物と貨幣の五千年史』です。 1.『日韓関係史』 木宮 正史 著 岩波新書 2021/7/20 税込924円 日韓関係史 (岩波新書 新赤版 1886) 作者:木宮 正史 岩波書店 Amazon 日韓関係は、なぜここまで悪化してしまったのか。交流が増えるにつれて、日韓の相互理解は進むはずではなかったのか。――その謎を解明するため、書は一九四五年から現在に至る歴史を、北

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    yaneshin 2021/09/02
  • 社会をダマした稀代の「なりすまし詐欺師」列伝 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    世間を驚かせた稀代の詐欺師 世の中には、他人の名前を詐称したり、真偽不明な謎の肩書や権威を名乗って詐欺を働く悪党がいるものです。 たいていは数百万のカネを詐欺する小悪党なのですが、なかには組織や国、はては社会までも騙してしまう「なりすまし詐欺師」がいました。 個人的に「なりすまし詐欺師」というものに興味があって、このブログでも多く紹介しています。この記事ではこれまで紹介できていなかった詐欺師をピックアップしています。過去記事は記事の末尾にリンクを張っているので、そちらもぜひどうぞ。 1. フェルディナンド・ウォルド・デマラ・Jr.(アメリカ)1921~1981 医療将校になったペテン師 フェルディナンド・デマラは若いころから頭は良く名誉欲は非常に強かったものの、忍耐力がない男でした。 真面目に働いたり学習せずに成功したいと望むデマラは、身分を偽装して他人に成りすまし、ハッタリと騙しで名誉あ

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    yaneshin 2021/08/26
  • かつて存在した7つの「国際管理地域・自由地域」 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    列強のエゴが交錯する戦争と平和の象徴 21世紀の現在はさほど多くありませんが、19世紀~20世紀前半には複数の国の管理下にある「国際管理地域」と、複数の国の影響下にありつつも独自の主権が認められる「自由地域」がいくつもありました。 これらの地域は戦略的要地にあったり、重要な貿易港だったりしていたため常に大国から狙われ、戦争発生の原因になるため国際的な合意のもとで厳重に管理されました。それでも二つの大戦で列強の取り合いになった地域もあるので、いかに重要な場所だったか分かります。 世界史に登場する代表的な国際管理地域・自由地域をピックアップします。 1. クラクフ共和国(1816~1825) ポーランド分割後、唯一残ったポーランド人政権 クラクフ共和国は1815年から46年までの31年間だけ、ポーランド分割後に存在した唯一のポーランド人の共和国です。 正式には「自由にして独立した完全に中立なク

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    yaneshin 2021/08/19
  • ソ連時代のマッド・サイエンティストたち - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    「進歩的国家」ソ連が生んだ狂った科学者 マルクス主義理論では、社会主義そして共産主義は人類が普遍的に向かうべき社会であり、成熟し堕落した資主義が倒されるのは必然であるとされました。 そのため社会主義国であるソ連では、アメリカやイギリスといった資主義国よりもあらゆる面で進歩的であるのが当然とされ、学術・産業・文化・芸術など科学的であることが尊ばれました。 確かにソ連時代は科学の進歩が著しく進んだ時代ではあるのですが、中には行きすぎてとんでもないマッドサイエンティストが出現しました。 1. イリヤ・イワノビッチ・イワノフ (1870 - 1932) 人間と猿の交配動物を作ろうとした男 イリヤ・イワノビッチ・イワノフはソ連(ロシア)の獣医学者で、異種間の人工授精の先駆者です。 1898年、イワノフはモスクワに動物学研究所を設立し、家畜の性器の構造や生命現象、受精時の付属性腺の分泌物などを研究

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    yaneshin 2021/08/09
  • 南詔国の歴史 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    Image by Orange Wave 現在の雲南省にあった独立王国・南詔国 現在の雲南省には7世紀から10世紀ごろまで南詔国という国が、10世紀から13世紀までは大理国という国がありました。 高校世界史では、南詔国と大理国が存在し、モンゴル帝国が大理国に侵攻して崩壊させた、という記述がある程度で、あまり詳しくは学びません。 現在は雲南は中国の一部なのであくまで「中国の地方政権」という位置づけにされますが、中国を中心とする東アジアの国際秩序の影響を受け、朝鮮やベトナムと同じように地場勢力が周辺国とのバランスをとりながら独自の政権を作り上げたものでした。 1. 南詔国は何族の国なのか そもそも南詔国は何族の国なのかは、20世紀の間さまざまな歴史学者によって議論がなされてきました。 20世紀初頭には、イギリスやドイツの学者が「南詔はタイ人の国」と主張しました。 その根拠として、南詔の「詔(C

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    yaneshin 2021/08/03
  • 1947年トーキョー・怪獣パニック - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    「海から現れた怪獣は現在、東京に向かって北上中!」 1947年5月29日、日占領軍の軍用ラジオ局WVTRが突然「東京湾に20フィートの怪獣が現れ、内陸に向かっている」という臨時ニュースを伝えました。 この放送に占領軍はパニックになり、マッカーサーも慌てて状況を確認するなど大混乱となりました。 1.  「トーキョーに怪獣が現れた!」 太平洋戦争終了後、アメリカ軍の実質的な占領下にある東京で起きた事件です。 1947年5月29日、軍用ラジオ局WVTRは、夕方のダンスミュージックの放送を突然中断し緊急ニュースを流し始めました。 「東京湾に20フィート(約6メートル)の怪獣が現れ、内陸に向かっている」 「場所は横須賀の南にある小さな漁村の沖合で、何隻かの漁船が行方不明になっている」 怪獣に関する緊急放送は続きます。 「怪獣は漁村に上陸、いくつかの村が破壊された」 「怪獣は海岸に沿って東京に向かっ

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    yaneshin 2021/07/27
  • 海南鶏飯の歴史-シンガポールとマレーシアの「チキン論争」 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    Photo by Terence シンガポールとマレーシアの争いの種「チキンライス」 日韓国、インドとパキスタン、トルコとギリシャ、イランとイラク。 これらの国々は歴史的なライバル関係にあります。 この他にもライバル関係は数多く、政治、経済、宗教、文化、言語、スポーツなど様々な点でお互いを意識し争いあってるし、直接戦争をしたケースも数多いです。 実はシンガポールとマレーシアもライバル関係にあります。その争いのテーマとして、海南鶏飯(海南チキンライス)が挙げられることもあります。 1. 海南鶏飯とは? Photo by Misaochan 世界で人気の海南鶏飯 海南鶏飯(海南チキンライス)は、鶏のスープで炊いた米の上に茹でた鶏を乗せた料理です。シンガポール人のソウルフードで、フードコートや町の飯屋で日常的にべられています。 観光客にも人気で、シンガポールを訪れたら少なくとも1回はべる

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    yaneshin 2021/07/21
  • 朝鮮王朝を揺るがした大論争「四端七情論」とは - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    李氏朝鮮でもっとも議論となった朱子学論争の一連の流れ 四端七情論とは、朝鮮朱子学を大成させた李滉(イ・ファン)と奇大升(キ・デスン)との間で行われた論争。 この論争は1559年から8年にもわたり繰り広げられ、当時の朝鮮士族たちの話題の中心となりました。二人の論争が終了した後も論争は続き、李氏朝鮮末期まで続きました。 当時の朝鮮の人々の大きな関心ごとであった四端七情論とはどのようなものだったのでしょうか。 1. 四端七情とは この論争を一言で説明すると、朱子学の基的概念である「気」と「理」の関係性を明らかにしようとするものです。 まず、気と理とはなにかを解説します。 「気」とは世の中の物質や現象、運動などあらゆるものを構成する概念で、人の体も気によって構成されていると考えます。よく知られる「気功術」は、体内の気の流れを正したり対外から気を取り込むことによって、体を健康にしたり超人的な力を手

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    yaneshin 2021/07/13
  • 世界のエクストリームな無政府主義団体 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    Work by Jsymmetry 人間の完全なる自由を目指し黒旗を掲げよう 伝統的な右派と左派の政策の違いは、右派「国家統制・規制強化・中央集権」である一方、左派「自由化・規制緩和・地方分権」なのですが、国によって状況はかなり異なります。 日では右派と言われる自民党が規制緩和を進めて、左派である共産党が反対するといった逆転現象が起きています。極右と極左の政策が似通っている場合すらあります。 ただし、基的にはリベラリズムというのは人間の理性と合理性を重んじる考え方であり、その考えを究極まで追求すると「政府は必要なく、すべて個人の選択と自由によって社会を構成する」という無政府主義的な考えに行きつくことになります。 なかなか一般的には共感を呼びにくいところがあるのですが、特にヨーロッパでは一定の人気があります。 中にはジョーク政党のようなものもあるんですが、世界の無政府主義団体とその主張を

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    yaneshin 2021/07/08
  • かつてアメリカに存在した「女子プロ野球リーグ」の歴史 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    戦争による野球興行の衰退を恐れ設立された女子プロ野球 アメリカで女性が野球をするようになったのは、1860年代にニューヨーク州ポキプシーのヴァッサー大学がチームを結成したときにさかのぼります。 それから約80年後、世界初の女子プロ野球リーグ「全米女子プロ野球リーグ(All-American Girls Professional Baseball League)」が発足しました。 女子プロ野球の登場は、第二次世界大戦の勃発と密接な関わりがあります。男性の出征によりプレイヤーの数が減り、野球興行が衰退することを恐れたプロモーターが、女性に白羽の矢を立てたのがそのきっかけです。 1. 全米女子野球リーグの設立 1941年12月7日、アメリカが第二次世界大戦に突入したとき、メジャーリーグは中止にならずに継続されました。 しかし、 1942年の秋になると、18歳以上の若者が徴兵されるようになったため

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    yaneshin 2021/06/29
  • 未だに捜索が続く聖書の伝説的な遺物 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    人々が未だに血眼になって探し求める遺物 キリスト教には聖遺物というものがあり、イエス・キリストや聖人など、奇跡を起こした人々の体の一部や、使った物が大変珍重されます。聖遺物はそれを保有する町を厄災から守り、繁栄をもたらすと信じられてきました。 聖遺物以上に人々が探し求める物が、聖書に記述される遺物。 聖書の時代から2000年近く経った現在ですら、霊験あらたかな遺物を探しもとめる人がいます。その執念には何か怨念のようなものすら感じます。 代表的な「未だに見つかっていない遺物」をピックアップします。 1. 契約の箱 十戒が納められた箱 旧約聖書「出エジプト記」には、神がモーセに「作らなければならない物」を具体的に指示するシーンがあります。純金の贖罪所と燭台、アカシヤ材の机と祭壇、やぎの毛糸とアカシヤ材でできた幕屋など。何の色の糸を使うかや、木材の長さ、使う油の種類までかなり細かい指示があり、神

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    yaneshin 2021/06/22
  • 1986年フィリピン・ピープルパワー革命 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    フィリピンの独裁マルコス政権が倒された「エドゥサ革命」 1986年、フィリピンの独裁者フェルディナンド・マルコスが、権力の維持を目指して政治的な陰謀を繰り広げた挙句、国軍と民衆の反乱を受けて失脚しました。 一連の模様はテレビを通じて全世界にほぼ同時中継され、それまであまり注目されなかった東南アジアの新興国の政治劇を、人々は固唾をのんで見守りました。 1. 権威主義体制の崩壊 1980年代後半と1990年代前半は、権威主義体制が相次いで崩壊し、民主化の波が世界を席巻した時代でした。 1986年のフィリピン、ピープルパワー革命、1987年の韓国の民主化運動、1988年のミャンマーの民主化運動、1989年の天安門事件、東欧革命、モンゴル民主化、ユーゴスラビア解体、1990年のアルバニア民主化、そして1991年のソ連の解体。 フィリピンのピープルパワー革命は、一連の革命の「ドミノのはじまり」と見な

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    yaneshin 2021/06/15
  • 【2021年6月版】世界史関連の新刊60冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    今月は歴史専門書の数がが多いです 2021年6月の世界史関連新刊紹介です。 今回は2021年3月~6月までの新刊をご紹介します。今回の特徴は非常に専門書の数が多いことです。また、紹介するの数も60冊にもなっています。 今回からはカテゴリに分けて、それごとにコメントを入れるようにします。 買った 今回紹介するの中では2冊しか買っているがありませんでした。 若手の中国史家でご活躍されている佐藤信弥氏のが3月に出ています。文中、キングダムについても言及されており、古代中国史に関心をもった方のエントリーとしてよろしいと思います。 1. 『戦争中国古代史』 佐藤 信弥 著 講談社現新書 2021/3/17 ¥1,100 戦争中国古代史 (講談社現代新書) 作者:佐藤信弥 講談社 Amazon 群雄割拠! 殷・周・春秋戦国時代に繰り広げられた古代中国戦争を軸に、「中華帝国」誕生の前史

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    yaneshin 2021/06/02
  • レバノン移民の歴史 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    多くの人材を輩出したレバノン系移民の光と影 ヨーロッパ系の人はレバノンと聞くと以下のようなイメージを思い浮かべると言います。 地中海リゾート、移民、美女、豪華で瀟洒な建物。 日人に同じ質問をしたらこのような答えが返ってくるかもしれません。 内戦、ヒズブッラー、カルロス・ゴーン、爆発事故。 いずれのイメージも一面的ではありますが、間違ってなく、レバノンという国の側面を表しています。 そうしたイメージに寄与しているのが今回扱うレバノン移民です。レバノン移民は19世紀後半から世界中に拡散し国際的な影響力を高める一方で、レバノン国に対しても影響力を与え「魔境国家」を形成しました。 1. 国際的に活躍するレバノン系 19世紀末から始まったレバノン移民は、南北アメリカやヨーロッパを中心として世界各地に広がり、主に商業活動で同胞のビジネス・ネットワークを広げ、成功する人物を多数輩出しました。ビジネス

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    yaneshin 2021/05/25
  • インドネシア軍事史の英雄10人 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    オランダや日に抵抗してきたインドネシアの軍事の歴史 「お国柄」を知る方法は様々ですが、「英雄」と言われている人を調べてみることは一つ面白い手段だと思っています。 カナダ、インドと見てきて、今回はインドネシアです。 インドネシアの歴史おもしろく、帝国になって支配したこともあれば、帝国に支配されたこともあるし、独立運動を弾圧したこともあれば、自分自身が植民地からの独立運動をして建国した歴史もあります。インドネシアの歴史の中には一国が経験しうるもののほとんどがあるので、非常に興味深いわけです。 では現代のインドネシア国家が英雄とするのはどのような人物なのでしょうか。 1. ストモ(1920~1981) スラバヤの戦いを率いた独立指導者 ストモ(Bung Tomoとも呼ばれる)はインドネシア独立戦争期の軍事指導者。インドネシア独立戦争の初期の重要な戦いであるスラバヤの戦いを指揮した人物として有

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    yaneshin 2021/05/17
  • 1942年ナチスがカナダを占領した「もしもの日」 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    もしもナチス・ドイツがカナダの町を占領したら 新型コロナウイルスの世界的流行は、各地で悲劇や混乱を引き起こしていますが、一方で平時はとてもできない社会実験が行えているという側面もあります。 同じように、平時にはとてもできない実験が第二次世界大戦中という戦時に行われていました。実験というよりはショック療法やドッキリといった方が正しくはあるのですが。 1. ウィニペグ市民への「ショック療法」 1939年9月にナチス・ドイツがポーランドに侵攻して欧州戦が始まり、1941年12月に日が真珠湾攻撃をして太平洋戦が始まり、戦禍が世界中に拡大しました。 序盤は枢軸国が有利で、特に1941年はドイツ軍がギリシャやリビアで優位に戦いを進め、ソ連への電撃的な侵攻を開始し、日軍はシンガポールやマニラ、ジャカルタといった東南アジアの主要都市を次々と陥落させていきました。 アメリカやイギリス、フランス、ソ連を中

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    yaneshin 2021/05/11
    確かにショック療法っぽいですね。我が国で同様な事が行われたらどうなるかについても興味はあります。
  • イギリス式朝食の歴史 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    Photo by Joadl サマセット・モーム「英国で良いものをうなら朝を3回とるべき」 塩気たっぷりのベーコンにソーセージ、ベイクドビーンズ、目玉焼き、焼いたマッシュルームにトマト、そしてトースト。 この組み合わせは「フル・ブレックファスト」または「フライ・アップ」と呼ばれます。 アメリカのホテルのみならず、世界各国から宿泊客を受け入れるホテルでもこの朝のラインアップはポピュラーです。イギリスの文化で世界にもっとも受け入れられているべ物は「朝」であると言えそうです。 ではフル・ブレックファストはどのようにして生まれたのでしょうか。 1. 各国のフル・ブレックファスト フル・ブレックファストはイギリス圏の文化ですが、各国で乗せる具材に若干の違いがあります。 イングリッシュ・フル Photo by Joadl もっともよく知られる「イングリッシュ・フル」は、フライパンでベ

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    yaneshin 2021/05/05
    食は文化なり、ですね。
  • 「敵前逃亡」の罪で処刑された兵たち - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    軍紀違反で死刑になった20世紀の人物 昔から敵前逃亡は軍事の世界では重い罪でした。 最前線で戦う兵士の後方には抜刀した指揮官が控えていて、前線から逃げてきた兵士を「逃げるな!腰抜け!」と罵りぶった切った、などという話は枚挙に暇がありません。 逃亡した兵士は重い罪に問われ、捕まると死刑となることもあったのですが、この慣習は20世紀まで普通にありました。第一次世界大戦では、例えばイタリア軍では750名が処刑されています。イギリス軍では306名が軍紀違反で処刑されました。 第二次世界大戦のアメリカやカナダでも、敵前逃亡の罪で死刑になった人がいます。 1. ジョアン・デ・アルメイダ (ポルトガル)1894~1917 Photo by Ivan Pacheka ドイツ軍に逃亡しようとして捕まり射殺される ジョアン・デ・アルメイダは北部ポルト出身の23歳の兵士で、軍に召集されて1917年3月にフランド

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    yaneshin 2021/04/28