スマートフォンの普及や第5世代(5G)移動通信システムのエリア拡大など通信の高速化が進む裏側で、旧方式の3Gサービスが来年から段階的に終了していく。3Gが終われば従来型携帯電話(ガラケー)の多くが利用できなくなるが、高齢の利用者の約4分の1が「終了を知らない」と答える調査結果もあるなど不安もくすぶる。携帯電話大手は主に高齢者を対象にしたスマホ教室などで、4Gや5Gに対応した機種への乗り換えを支援しており、20年前に携帯電話に革新をもたらした3Gの終焉(しゅうえん)が近づいている。 3G終了の影響が最も早く出るのが来年1月に3G用の電波を一部停波するNTTドコモだ。ドコモによると、平成18年以前に発売した一部の端末で、利用できないエリアが出始めるという。ドコモの3Gが終了するのは令和8年3月末と先だが、同社は古い端末の利用者は近くの携帯電話ショップで確認するよう呼び掛けている。 またKDDI