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ブックマーク / readingmonkey.blog.fc2.com (12)

  • 「『生』の読み方は沢山あるが『死』の読み方は1つしかない」というインターネット・ミームについて

    時折、 「生という漢字の読み方は沢山(100以上、150以上)あるが、死の読み方は1つしかない」 といったうんちくをSNSなどで目にすることがある。 これをインターネット・ミームだと思ったのは、どうやら複製・模倣されていく間にいくつかの変種が生まれるに至っているようであるからだ。 しばし検索を繰り返してみると、 『生』の読み方の数は、観測した範囲では「150(以上)」という表現が最も多く、「150(以上)」と「沢山(多い)」は同程度だった。 一方で変化していない部分もある。それは、様々な変種はあってもそれらが同じミームだと同定できる決め手となる「死の読み方は1つしかない」というフレーズである。 「生き方は様々でも、死ねばみな同じだ」などの死生観を乗せやすいために、講演のつかみなどでも用いられるようになっている、という。 しかし、これがインターネットを通じて広まったものと断定するのは難しい。

    「『生』の読み方は沢山あるが『死』の読み方は1つしかない」というインターネット・ミームについて
    yaneshin
    yaneshin 2021/06/06
  • 『独学大全』年末企画のお知らせ(その1)

    ありがとうございます。著者の読書猿です。 9/29発売の新著『独学大全』ですが、おかげさまで 11/25の時点で刊行から2ヶ月を待たず7刷が決定となり累計で100,000部に達しました。 ひとえに皆様のご支援のおかげです。厚くお礼申し上げます。 『独学大全』10万部への軌跡 初版9000部 9/29 発売日、2刷決定+11000部 累計20000部 10/7 3刷決定+10000部 累計30000部 10/19 4刷決定+20000部 累計50000部 10/21電子書籍配信開始 10/29 5刷決定+10000部 累計60000部 11/9 6刷決定+15000部 累計75000部 11/25 7刷決定+25000部 累計100000部 予想を遥かに超える反響に、品切れ品薄などでご迷惑をおかけしました。 ようやく供給が追いついてきたところ、ちょうど年末年始となり、新年の計に新たな学びを選

    『独学大全』年末企画のお知らせ(その1)
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    yaneshin 2020/12/20
  • 自宅でここまでできる→日本史史料の探し方/集め方(増補しました)

    我々は直接に過去を知ることはできない。 人間の行動や思考が残したさまざまな痕跡を手がかりに、過去を再構成する以外にそれを知る術を持たない。 そのようにして再構成された過去を歴史といい、再編成の手がかりとした痕跡を史料という。 もとより人が残した痕跡は〈書かれたもの〉に限らないが、古文書、古記録をはじめとする文献史料は、長きにわたって史料のなかでとくに優越した地位を占めてきた。 以前は限られた人しか見ることができなかった文献史料が、一部ではあるが歴史資料集として編纂され、刊行物として活字化されることを経て、多くの人が見ることができるようになった。 加えて近年、そうした刊行物はインターネット上で誰でも検索/参照できるようになっている。 以下では、自宅で誰でも(基的に)無料でアクセス可能な歴史史料を紹介する。 ここで紹介する歴史資料集は、大きく2つに分けることができる。 A.ひとつは各文書・記

    自宅でここまでできる→日本史史料の探し方/集め方(増補しました)
    yaneshin
    yaneshin 2020/07/16
  • はじまりからいままでを1枚に→少年ジャンプ・クロニクル(データ更新しました)

    『少年ジャンプ』(創刊時は月2回(第2・第4木曜日)発売、1969年(昭和44年)10月から週刊化)に、1968年夏の創刊から今までに掲載された632の連載作品をすべて表示すると、極端に一望性と視認性が失われるので、連載期間2年以上の「長期連載作品」を抽出しクロノロジカル・チャートにしてみた。 (クリックで拡大) 連載開始時には無論その作品が長期に続くか不明であるが、こうして並べてみると、「長期連載」となる作品がしばらく出てこない〈断絶期〉のようなものがあることに気付く。 たとえば (1)「ハレンチ学園」と「あらし!三匹」の間(1969年~1970年) (2)「包丁人味平」と「サーキットの狼」の間(1974年頃)、 (3)「Dr.スランプ」と「キャプテン翼」の間(1980年頃)、 (4)「ハイスクール!奇面組」と「北斗の拳」の間(1983年~1984年)、 (5)「アウターゾーン」と「BØ

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    yaneshin
    yaneshin 2020/07/16
  • 探しものがはかどる検索エンジンDuckDuckGo、NDC順Bangリスト

    DuckDuckGo(https://duckduckgo.com)はプライバシーの保護に重きを置いている検索エンジンのひとつである。 特筆すべきは、Bangという機能があって、探しものがとてもはかどる。 たとえば「!a 図書館」(ビックリマーク+アルファベットのa+スペース+検索語)と入力するとAmazonを検索してくれる。 こんな風に「!+何か」 で特定のサイトのみの検索ができる機能がBangである。 検索エンジンが使えなくなった(クズみたいなサイトが上位に来て、欲しい情報が見つからない等)と言われて久しいが、探すべきサイトにダイレクトで検索することで、この問題のかなりの部分が解決する。 よく使いそうなのは ! (キーワード) 最初の検索結果へ直接ジャンプ !i イメージ検索 !m 地図検索 !n ニュース検索 !v 動画検索 !w ウィキペディア検索 !pdf PDFファイルだけを検

    探しものがはかどる検索エンジンDuckDuckGo、NDC順Bangリスト
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    yaneshin 2020/07/13
  • これは書くことがとことん苦手な人のために書いた文章です→小学生から大人まで使える素敵な方法

    忙しい人のための要約 以下の5つのパートで文章を構成する。 A.〈はじめ〉 ……内容の紹介・要約 B1.〈なか1〉 ……具体例その1 B2.〈なか2〉 ……具体例その2 C.〈まとめ〉 ……具体例の共通点 D.〈むすび〉 ……上記の共通点の一般化〈としての主張〉 書く順序は次の通り。 1.具体例をあつめる→〈なか1〉〈なか2〉 2.具体例の共通点を書く→〈まとめ〉 3.まとめから言えること(主張〉を書く→〈むすび〉 4.内容を簡単に紹介する入口を書く→〈はじめ〉 (ほかに参考になりそうな記事) ・文章の型稽古→穴埋めすれば誰でも書ける魔法の文章テンプレート 読書猿Classic: between / beyond readers ・物事を論じられるようになるスモール・ステップス→米国の小学生が使う思考ツール 読書猿Classic: between / beyond readers 書くこと

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    yaneshin 2019/01/14
  • 1年あれば学べること/毎日それを飛び越えるための工夫とブックリスト

    Author:くるぶし(読書猿) twitter:@kurubushi_rm カテゴリ別記事一覧 新しいが出ました。 読書猿『独学大全』ダイヤモンド社 2020/9/29書籍版刊行、電子書籍10/21配信。 ISBN-13 : 978-4478108536 2021/06/02 11刷決定 累計200,000部(紙+電子) 2022/10/26 14刷決定 累計260,000部(紙+電子) 紀伊國屋じんぶん大賞2021 第3位 アンダー29.5人文書大賞2021 新刊部門 第1位 第2の著作です。 2017/11/20刊行、4刷まで来ました。 読書猿 (著) 『問題解決大全』 ISBN:978-4894517806 2017/12/18 電書出ました。 Kindle版・楽天Kobo版・iBooks版 韓国語版 『문제해결 대전』、繁体字版『線性VS環狀思考』も出ています。 こちらは10刷

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    yaneshin
    yaneshin 2013/01/03
    面白い考え方
  • 驚くほど違う→あなたの文章を最適化するたった4つのルール

    文のレベルで、日語を明確化する工夫について取り上げた著作には、多勝一(1982)『日語の作文技術 (朝日文庫)』(朝日文庫)があるが、酒井聡樹(2007)『これからレポート・卒論を書く若者のために』(共立出版)が、さらなる改良に取り組んでいる。 この記事は、両著作についての私的メモの域を出ない。 なお『これからレポート・卒論を書く若者のために』は、井上真琴『図書館に訊け!』(ちくま新書)とともに、大学新入生のマストアイテム。入学する前に読んでおくと、まるでちがった4年間を過ごせるだろう。 以下では、まず日語の文がわかりにくくなる4大原因を示し、次に4大原因のそれぞれに対応した4つの最適化ルールを提示する。最後に、それぞれのルールについて適用例を挙げて、ルールの活用法を説明する。 文が分かりにくくなる4大原因 1.一つの文に多くの情報が詰め込まれている 2.情報を与える順番がおかしい

    驚くほど違う→あなたの文章を最適化するたった4つのルール
  • 1日1分で幸せが続くエンピツの使い方

    書くことは、様々な効果をもたらすことが分かっている。 特に書くことを通じてセルフ・モニタリングが働くことの効果は高い。自分がやったこと、やろうとしていることに焦点を合わせることが、プラスのフィードバックになるのだ。 以下に、心理学の研究で、幸福感に効果があるとされているものが配列してある。 同じ刺激には、人は慣れてしまうので、毎日違うものになっている。 いずれも(        )に書き込んでいく形だ。 考え込まず、単語の羅列でいいので、手早く書こう。 考え出すと、どんどん難しくなって、結局書かなくなってしまうものだ。 1分以内に頼む。 1日目 感謝の手紙の宛先リスト 感謝の手紙を書く相手を3つだけ選ぼう。すごく世話になっているのだが、素直にいうのもはばかられて、お礼が言えてない相手なんかがいい。名前が分からなくてもいい(だが、どう呼びかけるかは決めておこう)。この際だから相手は人間に限ら

    1日1分で幸せが続くエンピツの使い方
  • 10秒で覚えられて計算がバツグンに速くなる方法 読書猿Classic: between / beyond readers

    ■補数って? 10、100,1000……から、ある数を引いた残りの数のことを(基数の)補数というが、今回の主役は、 それよりも1少ない、いわゆる減基数の補数(注)である。 10進数だと、ぶっちゃけ足して(各桁が)9になる数(の組)だ。 具体例を出すと「9-1=8」だから、8は1の補数である。いうまでもないが、1は8の補数である。 ■まずは「おつり算」 日常生活で最も多い計算は「おつりを計算すること」だろう。 これは補数を使った計算の第一歩にちょうどいい。 速算に 10000-3452=? を計算することは、3452の基数の補数をもとめることだけれど、 まず減基数の補数を求めちゃえばいい。そしてこれは次の方法で反射的にできる。 減基数の補数は基数の補数よりも1だけ少ないということを心に留めておくと、 次の表を覚えておく(というより反射的に出るようにしておく)だけで、 「繰り下がり」なんかに希

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  • オランダや低地ドイツでは、魔女と言えば牛乳魔女のことだった/アーレント=シュルテ『魔女にされた女性たち』

    低地ドイツやオランダ語圏では、16世紀半ばまで、魔女といえば、牛乳魔女のことを指していました。 牛乳魔女とは、牛乳魔術を使う魔女で、この魔女にかかると、我が家の牛から取れる牛乳の量はごく少ないものになるか、まったく取れなくなります。 命すら奪える魔術に対して、牛乳魔術とは、あまりに些細な感じがしますが、この地方での町に住みながら農業もやる兼業農家にとって、ミルクやそれから手作りするチーズは、自分の家で消費する他に、町で売って現金収入を得る貴重な手段でした。 彼らは農業と家畜を飼うことに加えて、町で雑貨や何かを売ることなど、一切合切で生活できるぎりぎりの収入を得ていました。 そんな中で牛乳の量が減ることは、その家族にとって致命的にもなりかねない事件でした。 牛が病気であったり、餌を十分与えられなかったり、牛乳の少なさを説明できる通常の理由が見当たらない、しかも事態は何年も、複数の牛について続

    オランダや低地ドイツでは、魔女と言えば牛乳魔女のことだった/アーレント=シュルテ『魔女にされた女性たち』
  • 引っ込み思案で対人スキルが身に付けられない人が先に進むためのただ一つの方法 読書猿Classic: between / beyond readers

    (あなたの地位と人脈は《スモールトーク》が決めている/ダンバー『ことばの起源』応用篇のサプリメントとして) どんな対人スキルもそうだが、理屈が完璧に分かっても、やり方を一人で100回繰り返しても、人に対して実際に使ってみないことには、結局ものにならない。 この段階で「引き返し」を続けるなら、情報をいくらクリップしつづけても、アイデアを何度と無く並べ替えても、あなたのライフ・ハックと人生は、デスク周りの領域に終始することになるだろう。 A:引っ込み思案や対人恐怖や社会不安は、対人スキルを使う機会を、そして身に付ける機会を奪う。 B:それどころか対人スキルを使う場面を回避することことが、さらに引っ込み思案や対人恐怖や社会不安を増悪させる。 AとBは、察しがつくように、悪循環を構成する。小さな不安から始まった回避は、やがて多くの生活時間を回避のために奪い、不安を手が付けられないほどに大きくするか

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