家ではイタリア料理をあまり作らないけど、ピッツァとパスタを食べたくなったときに、「イタリアに行ってくる!」と言うことに決めている。 それは、まるでイタリアの飲食店のような雰囲気で、入るだけで幸せになる大好きな「サイゼリヤ」のことだ。流れている音楽、飾られている絵の色使い……すべてが僕にとっての癒やしなのだ。 サイゼリヤのメニューは豊富でいつも迷うが、頼んだ料理は必ずイタリア式で食べている。それは僕にとって特別なことではなく、よりおいしく食べられるし、いつも当たり前にやっていることだ。 そんな僕の姿を見た友達は、非常に驚いていた。そして注意までされたことを覚えている。置いてある調味料を勝手に取ってテーブルに持ってくるだけで、びっくりしたり、「ダメだよ!」と怒ったりする友達が少なくない。「なんで? どこで使うの? 持ってきても大丈夫?」というような会話をよくしていた。 出てくる料理はおいしい。