「プロプライエタリなソフトウエアの開発企業」。これが、かつての米Microsoftの典型的なイメージでした。オープンソースやLinuxを敵視し、パッケージソフトウエアのライセンスビジネスに邁進していたのです。 私は、そんなMicrosoftの姿勢の“原点”を、休刊したパソコン雑誌「日経バイト」に書いたことがあります。同誌2003年11月号の特集「オープンソースの魔力」から、その箇所を引用しましょう。 ソフトウェアの共有は別に新しい概念ではない。ソフトウェアの黎明期からあったものだ。むしろ,「コピーは善」とする共有文化の考え方に対し,ソフトウェアをビジネス化する目的で「コピーは悪」とする考え方が後から台頭してきたのである。これを象徴するのが,米Microsoft社(当時は米Micro-Soft社)を設立したBill Gates氏が1976年に書いたユーザーへの抗議文「An Open Lett
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