ただ、海外向けのコンシューマー事業など「グローバルセグメント」は、売上高が5.8%減の2772億円、営業利益が24.9%減の24億円と苦戦。円高の影響と、採算の悪い米国でのコンシューマー事業の一部を整理した影響で、売上高が減少したことが響いた。 今期の方針は? 今期は、中期目標「ライフデザイン戦略」の最終年として、引き続き国内通信事業、ライフデザイン事業、グローバル事業に注力する。 国内通信事業では、顧客基盤であるauとMVNO向け契約者数のさらなる増加を図る。ライフデザイン事業では、M&Aによって新たなノウハウを獲得しつつ、IoT(モノのインターネット)関連ビジネスの創出を目指す。グローバル事業では、ミャンマー・モンゴルでのモバイル事業などを推進していく。 こうした施策で、国内通信事業の持続的成長と新たな成長軸の確立を目指す考えだ。田中社長は「現在、大手キャリア間での顧客の流動がストップ