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中国と書評に関するyosi0605のブックマーク (4)

  • 『私は中国の指導者の通訳だった』日中友好に奔走した対日工作員 最後の証言 - HONZ

    中国に関する書籍は数あれど、書は出版までの経緯からしてユニークだ。テーマは戦後の日中関係についてであり、中国人の著者が中国人の読者を想定して書いたものである。だが守秘義務の関係で何度も検閲が入り、香港を除き未だ中国土では発売されていないという。そんな曰く付きの一冊がこの度日語に翻訳され、中国に先んじる形で出版されることになった。 著者は北京大学で日語を学び、対日工作のために共産党によって育て上げられ、日中双方の首脳の通訳を務めるまでになった、中国における日語研究の第一人者である。 これまでに通訳として関わった要人は、中国側は周恩来、華国鋒、鄧小平、林彪、胡耀邦といった共産党の大物がずらりと並ぶが、日側も、田中角栄、大平正芳、三木武夫、福田赳夫といった歴代首相が顔を揃えている。まさに日中首脳外交の現場を生で目撃し、双方の政治家達の意思疎通を担ってきた生き証人と呼ぶに相応しい。 日

    『私は中国の指導者の通訳だった』日中友好に奔走した対日工作員 最後の証言 - HONZ
  • 『日本国最後の帰還兵 深谷義治とその家族』 - HONZ

    1978年、日中平和友好条約が締結された。その際の政治の駆け引きに利用されたひとりの軍人、それが深谷義治さんだ。深谷さんは、終戦時、当時の上官から「任務続行」の命を受ける。以後、13年間中国に潜伏、中国当局に逮捕され、獄中生活は20年4ヶ月にも及んだ。拷問を受け、生死をさまよい、家族が迫害にあっても守り続けたもの、それは一体何なのか。書は、義治さんの次男、深谷敏雄さんが6年の歳月をかけて書き上げた一冊だ。 敗戦国である日が終戦後、「任務続行」という命令をだし、戦勝国である中国にスパイを潜入させたことは、国際法に違反する行為だった。しかし、特殊任務に従事してきた義治さんは、戦中にしろ終戦後にしろ、上官の命令に従いそのまま実行することは、決して辞することの出来ない使命であったのだ。そのため「日のスパイ」という公安からの嫌疑を認めれば解放を約束されたにもかかわらず、義治さんは日国名誉のた

    『日本国最後の帰還兵 深谷義治とその家族』 - HONZ
  • 『台湾海峡一九四九』 - HONZ

    中国は、日の侵略に耐えぬき、戦後5大国の一員として重要な地位を認められた。しかし、国内では大戦末期から再燃した国共両党の対立が続いた。 中国共産党は毛沢東の指導のもとに新民主主義をとなえ、農村部で土地改革を指導して支持をかため、47年なかばから人民解放軍によって反攻に出た。 49年12月蒋介石は大陸から追われて台湾にのがれ、ここで中華民国政府を維持した。(山川出版社・詳説世界史より) 教科書の記述はこうだ。侵略、対立、反攻、維持……しかし、人々を襲った嵐はそんな言葉では表しきれないものであった。書は、兵役によりまもなく入営しなくてはならない十九歳の息子・フィリップに「家族の歴史を知りたい」と求められた母・龍應台さんが、それに応えるべく、父母の漂泊の人生をたどり、父祖の地を訪ね、あるいはまた今は年老いたかつての少年たちなど数多くの人々に聞き取りをしながら綴った“物語”だ。収められた多くの

    『台湾海峡一九四九』 - HONZ
  • ちょっと長い書評 「恵恵 日中の海を越えた愛」 | 中国趣聞博客

    ◆先日、テレビ関係の人から中国がらみの面白い企画ありませんか、という相談があったのだが、その時の相手のセリフは「ネガティブな話題だけでなく、なんかイイハナシヤナ~、みたいなのも取り上げたいですね」とのことだった。そこで、その時、この「恵恵」を読んだばかりだったので、「中国でも、こういう、ものすごく、深くていいヒューマンドラマがありますよ」と例に挙げたのだった。 ◆中国が憧れた≪純愛≫ ◆日に留学中の中国人女性・恵恵が日人の高校生教師・健太と恋におち、結婚を約束した矢先に末期の乳癌が発覚。それにもかまわず二人は結婚。健太は言葉も通じない異国の北京で、献身的な看護で恵恵を支え、二人でがんに立ち向かう。彼女は逝ってしまったけれど、その短くも宝石のような愛と闘病の日々を、当事者の健太と、それを見守る母親・付楠が手記につづった。ちょっと「余命1カ月の花嫁」を思い出させるノンフィクション作品であ

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