「これからの若い人に、いい指針を与えられる会長でありたい」 一般社団法人・落語協会会長を退任した柳家小三治さん(74)の後を受け、25日の総会で会長に就任した。前会長より22歳若い52歳、協会発足以来、最年少会長の誕生。理事改選では49歳の林家たい平さん、50歳の柳家喬太郎さんらも理事に選出され、若返った新体制を印象づけた。 昭和55年に五代目柳家小さん(故人)に入門、平成5年に真打ち昇進。兄弟子でもある小三治さんが「面白いことをことさら面白くしようとはしない。私よりよほど小さん的」と認める骨太な古典落語で頭角を現し、23年からは副会長として兄弟子を補佐してきた。 真打ちを目指す若手には「会長の個人的な好みに関係なく、お客さんにいいもの(芸)を与えられる者を、春とか秋とか関係なく、いつでも真打ちに抜擢(ばってき)したい。そんな人が出てくるのを待っている」と奮起を促す。自身の芸についても「ま