タグ

2016年12月30日のブックマーク (4件)

  • 片渕須直×こうの史代『この世界の片隅に』 - 青春ゾンビ

    広島と呉、太平洋戦争の我が国における悲劇の地を舞台としながらも、戦争の悲しみや怒りと同等、いやそれ以上に、そこで繰り広げられていた人々の暮らしの営み、恋、吐く息の温かさ、そういった”戦災”という言葉で全てなかったことにされてしまいそうな、”生”のきらめきを描く事に注力している。だからこそ、『この世界の片隅に』は、人間の固有性にまつわる物語だ、と言える。戦死者○名、といったような記号でのっぺらぼうにされてしまった人々の顔、名前、声、人格、特技etc・・・を鮮明に描き出す事で、その固有性を蘇らす。そうすることでやっと、我々はその悲しみを想像することができるのだ。つまり、作はクリント・イーストウッドが年送り出した『ハドソン川の奇跡』という傑作や、奇しくも主演女優を同じくする宮藤官九郎脚NHK連続小説テレビ『あまちゃん』(2013)と、そのフィーリングを共有する。あらかじめ、観る者がその結

    片渕須直×こうの史代『この世界の片隅に』 - 青春ゾンビ
  • いわゆる「保守派」は、「現実派」ではなく「幼児派」である(白井聡) - 個人 - Yahoo!ニュース

    11月16日、一人の元閣僚が世を去った。文部大臣や法務大臣を歴任した奥野誠亮氏である(享年103歳)。これを機に、長寿を全うしたこの人物のキャリアにあらためて注目が集まった。氏は、1913年に生まれ、38年に東京帝国大学法学部を卒業、同年に内務省に入る。戦後は、自治庁(当時)官僚となり、63年には自治事務次官に就任。同年、官僚を辞して自民党から衆議院総選挙に立候補、当選。以後13回連続当選し、72年に文部大臣として初入閣(田中角栄内閣)したのを皮切りに、2003年に政界引退するまでに法務大臣・国土庁長官を務めた。 政治家奥野氏は、いわゆる保守派として鳴らした。憲法改正を積極的に唱え、「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の初代会長を務めた。国土庁長官の任にあった88年には、日中戦争に関して「あの当時日に侵略の意図はなかった」との発言により舌禍事件を起こし、辞任に追い込まれている。いわ

    いわゆる「保守派」は、「現実派」ではなく「幼児派」である(白井聡) - 個人 - Yahoo!ニュース
  • "総会屋2.0"山本一郎(やまもといちろう)氏の検証

    おわりに 山一郎様、お読みいただいた読者の皆様、長い長い記事に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。 まず、「この記事の筆者は、どの立場から書いているのか」と思われた方が多いと思います。 私は、山一郎氏とは公私ともに一切関係がなく、面識もありません。 また、ここで取り上げた企業とは、取引や利害関係は一切ないことを誓って明記しておきます。 また、実名の山氏に対してペンネームで検証するのは卑怯である、という批判は甘んじて受け入れます。 山一郎氏へのお願い そして、山一郎様へのお願いがあります。 1. この検証記事に事実と異なる記述がありましたら、訂正しますのでご連絡ください。「@kurikindi1」のツイッターアカウントからフォローしておりますので、DMでご連絡ください。 2. 反論があれば、掲載するご用意があります。 反論をいただいた場合には、なるべくご要望に沿う形

    "総会屋2.0"山本一郎(やまもといちろう)氏の検証
  • 証言による南京戦史(1)~(11)

    この史料(歴史資料)は、昭和57(1982)年夏に起きたマスコミによる教科書誤報事件によって一躍注目される事となった“南京大虐殺”が事実なのか?それとも一体何が真実なのか?という点に注目し旧陸軍士官出身者による親睦団体“偕行社(かいこうしゃ)”によって、元南京戦従軍者から聞き取り調査を行い機関紙に掲載されたものです。 今回、これらを公開致しています。さらに平成元(1989)年秋にはさらにこれらを発展させた基礎資料としての『南京戦史』(下写真)が刊行されています。