スポーツ政策の長期的指針として文部科学省が初めて策定する「スポーツ立国戦略」の原案が14日、明らかになった。 なかでも注目されるのは、低迷する若者のスポーツ実施率のアップを図る「スポーツ婚活」で、最近の婚活ブームにあやかり、スポーツ振興と少子化対策の両面での効果を狙っている。 内閣府が昨年9月に実施した調査によると、週1回以上スポーツをする人の割合は、男女とも20代は32・0%、30代が40・2%止まり。40代の48・4%、50代の61・6%に比べて低迷しており、若者のスポーツ離れがうかがえる。 このため、スポーツ立国戦略案では、20〜30代の男女をターゲットに、文科省が全国で設置を進める総合型地域クラブで、スポーツを通じて若者同士が交流する場を設ける。同省では、テニスやゴルフなどを通じた出会いの場を提供する考えだ。