この記事はトレタ Advent Calendar 2019 21日目の記事です。 こんにちは。QAエンジニアの坂田です。 トレタに入社して1年が経ち、既存サービスのエンハンス開発やいくつかのリニューアルプロジェクトに携わってきました。プロダクト品質向上やメンバーへの貢献を模索するなかでQAエンジニアが仕様を書くという試みをテーマの1つとして行ってきましたので、今回はその話をしたいと思います。 なお、本記事では「プロダクトの外部的な振る舞いを定義したもの(UI仕様)」のことを「仕様」と呼びます。テストの仕様ではありませんのでご注意ください! そもそもなぜ仕様を書くのか 仕様を書く目的を私なりにざっくり表現すると、以下のような感じになります。 リリース前:プロダクト設計の不明瞭さや矛盾を早期検知・解決するため リリース後:プロダクトの振る舞いが本来どうなっている(べき)か確認するため リリース