2009/02/02 Ruby開発コミュニティは1月31日、バージョン1.9系統で初めての安定版となるRuby 1.9.1をリリースした。1.9系では処理エンジンが変わって高速化したほか、処理系として多言語化にも対応。文字列オブジェクトごとにエンコードを指定でき、文字列関連のメソッドはエンコードに併せた処理を行うよう変更された。また、1.8系に比べて一部の文法を明確にしたり、基本的なクラスでもメソッドが追加・削除されているなど大きく変わっている。 これまでRubyは安定版の1.8系と、開発版の1.9系統があり、主に1.8系が利用されてきた。1.9系でも安定版がリリースされたことで、今後、周辺ライブラリやフレームワークの互換性が確保されるにつれて、徐々に1.9系への移行が進むと見られる。 Rubyが広く普及するきっかけとなったWebアプリケーション開発フレームワーク「Ruby on Rail