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SFとcommentに関するyuguiのブックマーク (2)

  • 小林泰三「臓物大展覧会」 - モナドの方へ

    小林泰三の得意とするある種のテイストにニヤリとさせられる短編集。 タイトルと表紙から想像されるようなグロくてホラーな感じというのはほとんど無し。むしろ論理的な展開とあざやかなオチが目立つ。個人的にデビュー当初から感じていた星新一っぽい風味が色濃く出ている一冊だ。 以下、気になったところをリストアップ。 透明女 元ネタは萩原朔太郎の「死なない蛸」だろう。これまた大好きな短編なので、それだけでも満足。 ホロ ははあ、これが噂の狼と香辛ryと思ったら全然違った。むしろアーサー・ケストラー「機械の中の幽霊」のホロンか。というか「機械の中の幽霊」プレミアつきすぎ! 機械の中の幽霊 (ちくま学芸文庫)posted with amazlet at 09.04.25アーサー ケストラー 筑摩書房 売り上げランキング: 517343 おすすめ度の平均: GHOST IN THE SHELL Ghost In

    小林泰三「臓物大展覧会」 - モナドの方へ
  • ハーモニー / 伊藤計劃 - 誰が得するんだよこの書評

    「近代」の前提をぶっ壊した超問題作。 間違いなく2008年ベストの小説。その価値観のちゃぶ台返しっぷりには脱帽する。 クラーク「幼年期の終わり」やエヴァンゲリオンの人類補完計画など、人類の進化というテーマはSFではおなじみだが、これほど大胆かつ精密にこのテーマを扱った作品はないんじゃないか。 脳科学とナノテクノロジーの発達が心理学を変え、そして社会学や経済学をの前提をぶっ壊し、ついには世界を一変させてしまう……。そのプロセスは、単なる思考実験にとどまらない激烈なインパクトを持っている。 ストーリーがやや弱いとか、パロディが寒いとか、そんなささいな欠点は気にならない。圧倒的な面白さがある。 以下ネタバレ。 はたして人類は幸福になったのか? 【幸福を認識できるのか】 かなり疑問だ。そもそも意識を刈り取ることが「幸福」であることの根拠はミァハの「意識が無かったときは恍惚だった」という発言である。

    ハーモニー / 伊藤計劃 - 誰が得するんだよこの書評
    yugui
    yugui 2009/01/07
    "誰だって生きていれば自殺を考えることの一回や二回ある"; 文学する類の我々にとっては恐ろしいことに、どうやら一回も考えない人が結構いるらしいんだ。これが。
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