英語の学習法に関する本やサイトを見ていると、「英語脳」という言葉をよく耳にします。「英語脳」と聞くと、まるでほかにも脳があるようにも聞こえますが、もちろん、これは私たちの脳の中に、英語だけを処理する部分があるかどうかということです。 ごく普通に考えて、日本語を扱う場所と、英語を扱う場所が全く同じはずはありませんので、英語を扱うところを「英語脳」と考えても構わないでしょう。問題は、「日本語脳」と「英語脳」の関係です。ここはとても大切な点で、よく理解しておかないといくら勉強しても効果が出ないという事に成りかねません。 まず、こう考えて見て下さい。私たちが、例えば経済の話題について誰かと熱心に話していたとします。そのとき、何の前触れもなく、相手が全く関係の無い話、例えば医療関係の話題について尋ねてきたら、どうなるでしょうか。一瞬、言葉に詰まり、「それって何の話?」と聞き返すことになりますね。 な