日経ビジネスの8月8・15日号の特集「どうした50代! 君たちはゆでガエルだ」では、元気をなくした50代男性の実像を浮き彫りにした。そんなゆでガエル世代において、「57歳の今が人生で一番強い」と言い切る人がいる。入不二基義・青山学院大学教育人間科学部教授だ。51歳から突然アマチュアレスリングを始めて、6年目の今年ついに公式戦で初勝利を挙げた。激しい鍛錬の末に、従来のメタボ体型は、体脂肪率8%という鋼の肉体に変化した。家族も安定した職もある男が、骨折や靭帯損傷に負けず戦い続ける理由とは――。 入不二基義(いりふじ・もとよし) 1958年生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得。専攻は哲学。青山学院大学教育人間科学部教授。主な著書に『あるようにあり、なるようになる 運命論の運命』(講談社)、『時間は実在するか』(講談社現代新書)、『相対主義の極北』(ちくま学芸文庫)、『哲学の誤読』(ちくま新書)
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