サイバーエージェントは5月から、女性社員の「妊活(妊娠活動)」を支援する新制度を導入する。既存の有給休暇に加えて月1日の「妊活休暇」を認めるほか、専門医などの個別カウンセリングを受けられる「妊活コンシェル」制度などを新設する。 お笑いトリオ「森三中」の大島美幸さんが5月から妊活休業するなど、社会では妊活への理解が徐々に進んでいる。企業では既存の休暇制度の枠組みで不妊治療に専念する休業や休暇を認めるところもあるが、まだ少ない。制度があっても利用しづらい“名ばかり”制度となっているところも多いという。サイバーエージェントのように妊活支援を前面に打ち出した試みは大手では初めてで、話題を呼びそうだ。 「macalon(マカロン)」制度で産休・育休制度を補完 今回の新制度は、既存の産休・育休制度とは別に、妊活や復職後のケアなど、出産の前後を包括的に支援するもの。「macalon(マカロン=ママがCA