トップ > 政治 > 速報ニュース一覧 > 記事 【政治】 住民税の各種控除廃止へ 政府税調検討 2010年11月30日 09時51分 政府税制調査会は2011年度税制改正で、地方税である住民税の各種控除を廃止する検討に入った。生命保険料控除と地震保険料控除、退職所得の税額控除が対象。給与所得控除など、国税の所得税について控除の縮小を進めている方向性に沿い、地方税を管轄する総務省も長年の懸案を俎上(そじょう)に載せた。廃止になれば多くの納税者が負担増を迫られるとあって、高齢者団体などは廃止に強く反発している。 生命保険料控除は、加入者が支払った保険料の一部を所得から差し引き、課税所得を圧縮する仕組み。所得税、住民税の双方にあるが、総務省は「地域社会の会費という性格が強い住民税に、保険加入を促す政策誘導的な措置はそぐわない」と主張し、住民税分の廃止を提案した。ただ、所得税分については存続させ