青色LEDの開発に成功し、ノーベル物理学賞を受けることになったカリフォルニア大学教授の中村修二さんが、受賞が決まってから初めて帰国し、17日夜、NHKの単独インタビューに答えました。 中村さんは、みずからの力で道を切り開いてきた研究者人生を振り返るとともに、独創的な成果を出す人材が育ちにくい現在の日本の研究環境に苦言を呈しました。 日本時間の今月7日、ノーベル物理学賞の受賞が決まった中村修二さんは、住んでいるアメリカから今月15日に帰国し、17日夜、東京都内で、NHKの単独インタビューに応じました。 中村さんは、研究者として生きてきた人生を振り返り、「子どもの頃、算数が苦手だったが、父が教えてくれる『父ちゃん算数』で好きになり、理科系の勉強が好きになった。本を読むのは嫌いだったが、物心が付いたころから、1人で物事を深く考えることは好きだった。大人になって研究で行き詰まって、どん底まで落ち込