タグ

ブックマーク / katoler.cocolog-nifty.com (6)

  • 「国技」の救世主になった朝青龍 - カトラー:katolerのマーケティング言論

    朝青龍が3場所ぶりに横綱をつとめる大相撲初場所がスタートし、国技館は満員御礼の盛況となった。日中からバッシングを浴びた朝青龍が、一体、どんな相撲を取るのか見たいという思いから人気を呼び、当日チケットを求めて、長蛇の列ができた。こうしたことは、若貴人気以来のことで、相撲人気の長期低落傾向が指摘される中で、関係者にとっては久しぶりに明るいニュースになった。 日の相撲ファンといわれる人々の反応は、とても健全だった。 メディアや横綱審議委員会の一部の連中が先導した朝青龍バッシングのことなどは、ケロリと忘れたかのように、朝青龍の強い相撲に溜飲を下げ、手放しで朝青龍の復活を応援している。「品格」などという腐った観念を持ち出す前に、横綱は強くなければ話にならないということを日の相撲ファンは、その声援をもって示したのであり、初日の朝青龍の相撲は、その期待に見事に応えたといえるだろう(と思ったら2日目

    「国技」の救世主になった朝青龍 - カトラー:katolerのマーケティング言論
  • 安倍晋三的なものの敗北と日本の政治土壌 - カトラー:katolerのマーケティング言論

    安倍首相が突然の辞任を表明した。 文字通り、政権を投げ出し、敵前逃亡ともいえるような、無様で目を覆いたくなるような退陣劇であった。メディアはもちろんのこと、お膝元の自民党からも批判の声が噴出している。しかし、そうした激しい批判の声にもどこかやるせなさが漂う。安倍辞任を報道するメディアにも一国の首相が、子供のように職務を投げ出した様をどう論評したらいいのか、明らかに戸惑っていた様子が見え、一大事を伝える高揚感よりも、まるでお通夜のような沈感に支配されていた。安倍が辞任を表明した直後、テレビのニュースは、この問題で一色になったが、その暗い調子から最初、安倍が松岡前農相のように自死したのかと思ったくらいだ。 生真面目さに追い詰められ心が折れた 「健康問題」という言い方がされているが、端的にいえば「心が折れた」のだろう。燃えつき症候群やストレス性心身症、あるいは病といった、明らかに精神的な「病

    安倍晋三的なものの敗北と日本の政治土壌 - カトラー:katolerのマーケティング言論
  • Switch off the TV! 退屈なTVなんて消しちまえ! - カトラー:katolerのマーケティング言論

    最近、テレビを見なくなった。 とにかく、テレビ番組自体が面白くなくなった。ドラマはいうに及ばず、視聴率がある程度読めるという理由からなのか、どこのチャンネルを回しても「情報バラエティ」というジャンルの番組がやたら多くなり、傷気味である。以前は帰宅すると報道ステーション(古舘一郎)やニュース23(筑紫哲也)などニュース番組をリレーしながら見ていたのだが、ホリエモンのニッポン放送買収劇が世間を騒がしたあたりから、ニュース番組を見る時にも、テレビ局やキャスターの「立ち位置」が気になりだし、どうもリラックスできない。そのうちにニュース番組を見ることもやめてしまった。 他の人たちはテレビをいったいどのように見ているのだろう?と気になっていたところに、町山広美さんの「怪しいTV欄」というを紹介された。 町山さんは、放送作家としてテレビの番組づくりの現場に関わる一方で、切れ味の良いコラムを新聞や雑誌

    Switch off the TV! 退屈なTVなんて消しちまえ! - カトラー:katolerのマーケティング言論
  • 無印良品「どら焼き」の変節 - カトラー:katolerのマーケティング言論

    近所の無印良品のMUJIショップで、どら焼きが売り出されていた。 どら焼きにこだわりを持つ私としては、無印良品が一体どんな「どら焼き」を出したのかという期待もあって、「五色豆ともち入り どら焼き」「黒豆入り柚子あん どら焼き」「きびもち入り芋あん どら焼き」の3品を買い求め、してみたのだが、呆れてしまった。なぜ、こんなものを無印良品が発売したのか理解に苦しんだ。 もし、この世の終わりがきたら、最期にべるものは「うさぎやのどら焼き」と決めている私としては、どら焼きに対して、そもそも期待値が高いということもあるが、そのことを差し引いても、無印良品のどら焼きは、明らかに不味い。 まず、包装紙からどら焼きを取り出したら、キーピットという脱酸素剤の小袋が転げ落ちてきたのには、鼻白んでしまった。場末の温泉場に並んでいる、何時作ったのかもわからない土産菓子の中に言い訳のように入っているアレだ。買い求

    無印良品「どら焼き」の変節 - カトラー:katolerのマーケティング言論
  • 映画「ミュンヘン」が語りかけるもの - カトラー:katolerのマーケティング言論

    スピルバーグの「ミュンヘン」が評判だ。ちょうどトリノオリンピックに映画の公開期間が重なったということも影響しているかもしれないが、私が足を運んだ「丸の内・プラゼール」は、ほぼ満席の盛況であった。 1972年に開 催されたミュンヘンオリンピックで、パレスチナのテロリスト集団「黒い九月」によって選手村が襲撃され、11人のイスラエル選手が人質となり、全員が殺さ れた。この映画は、その報復のために、当時のイスラエル政府が密かに暗殺チームを編成して、ミュンヘン事件に関与したと考えられるパレスチナ人の要人たち を次々と暗殺していく過程をリアルに描いたものだ。スピルバーグは、この映画を発表したことでイスラエル、パレスチナ両陣営から非難を浴びているという。 同じユダヤ問題を扱った「シンドラーのリスト」のような、いわゆるヒューマニズム作品に比べ、人間の暗黒面をとらえ、今、世界中で起きているテロリズムや それ

    映画「ミュンヘン」が語りかけるもの - カトラー:katolerのマーケティング言論
    yukio2005
    yukio2005 2006/02/27
  • KING KONG(キング・コング)のデリカシーに嫉妬する - カトラー:katolerのマーケティング言論

    ハリウッド映画を見ても面白いと思ったことがほとんどない。 現在、公開中の正月映画「キング・コング」についても最初は全く見るつもりはなかったのだが、後述するミヒャエル・ゾーヴァの絵を見て気が変わり映画館にまで足を運んだ。 キング・コングは官能的な映画? 薄々予感はあったのだが、キングコングという作品は、極めてエロティカル(官能的)なメッセージに満ちた作品である。「美女と野獣」という原初的なモチーフを通奏低音にしつつ、現代ではほとんど不可能になった「プラトニック・ラブ」を見事に描いた佳作といえるだろう。 官能的といってもキング・コング映画だから、ラブ・シーンだとかヌード、ベッドシーンの類はもちろん一切出てこない。にもかかわらすゾクゾクさせられるのだ。こういう言い方をして、妙な嗜好があると思われたら困るが、例えば、主人公の女性が、キング・コングが支配する髑髏島(スカルアイランド)で島民に捕まり、

    KING KONG(キング・コング)のデリカシーに嫉妬する - カトラー:katolerのマーケティング言論
    yukio2005
    yukio2005 2006/01/11
  • 1