福井謙一氏、野依良治氏という2人のノーベル化学賞受賞者を輩出した西の名門、京都大学工学部。東大と共に日本の工学教育の双璧をなすこの工学部でさえも、教授らは教育と研究のバランスをどう取るかという難問に頭を抱える。 日経ビジネス誌8月18日号特集「さらば工学部 6・3・3・4年制を突き破れ」の連動インタビューシリーズの第7回では、京都大学の大嶌幸一郎工学部長に、エリート教育の危機と解決の道を聞いた。 工業化学科の1学年は235人。従来、私の授業では1割程度が単位を落としていました。ところが、現在の3年生から急に4割ほどの学生が単位を落とすようになりました。 有機化学の授業で工学生にとって特別に難しいことを教えているわけではありません。2つの薬品を混ぜ合わせたらどうなるかといったことです。同じように授業をし、同じように試験をしていたのに、明らかに従来と違っている。 思い当たる理由は「ゆとり教育」
すごく役に立つ知識立場は違えど、私もブクマのネガコメに対しどのように粘着(粘直)していくかということは日々の関心事なのでコメントします(もちろん聞くも自由、聞かぬも自由) 1. ネガコメの性格を区別すること単なる経験則でしかないのですがネガコメには2タイプあります。それなりに(政治的)信条や具体的論拠に基づいた批判コメント多数のネガコメに便乗した、何ら根拠に基づかない中傷コメントこれらをきちんと区別するのはけっこう大事です。というのも、特に後者を放っておくと、さらに調子に乗って便乗してくる人を呼び込むからです。 2. とりあえず「教えて君」メソッドで対応する上記のネガコメのうち、後者をふるい落とすには、「教えて君」が効果的です。特に論拠がないひとは、大体沈黙するからです。まちがっても印象論や、自分勝手な憶測に基づいて批判してはいけません。それをやると、後者のブックマーカーが増えるだけです。
機械かどうかの問題ではない グーグルはストリートビュー(以下、ストビューと略す)を機械的な自動システムとして構築している。カメラを搭載した自動車を運転しているのはもちろん人間だが、リリースされたストビューに人間のにおいはほとんど残っていない。「ロボットが高速に道路を移動しながら撮影したものだ」と言われても、信じてしまいそうだ。 しかし私はここで、「機械が撮影したものはけしからん」というようなラッダイト(機械打ち壊し)的な議論を展開しようとしているわけではない。なぜなら、機械かどうかというのは、実のところ重要な問題ではないからだ。 たとえばグーグルはインターネットにGooglebotという自動プログラムを放ち、ウェブページの情報を自動収集し、検索エンジンのインデックスを作り上げている。だがこの事実をもって、「検索エンジンは気持ち悪い」と感じる人は多くはないだろう。 一方で、人間が撮影した写真
ちょっとご無沙汰しておりました「三十歳から四十五歳を無自覚に過ごすな」。梅田望夫さんの著書「ウェブ時代をゆく」で下記の文章に大変感銘を受けたことをきっかけにスタートしております。 「三十歳から四十五歳」という難しくも大切な時期を、キャリアに自覚的に過ごすことが重要である。(P194) 今回ですが、梅田望夫さんのウェブブック「生きるための水が湧くような思考」の中で、若者たちの新しい「ロールモデル」(お手本)として見つめ直す必要がある。」と記述されている人物。その名は任天堂代表取締役社長 岩田聡。 当時ソニー「プレイステーション2」の後塵を拝していた任天堂の代表取締役社長に就任後、ニンテンドーDS/DS Lite、Wiiを世に送り出し、瞬く間に任天堂を首位の座に返り咲かせた立役者、岩田聡。現在のその華麗な実績に至るまでの30歳から45歳の道のりは、極めて苦しく険しいものでした。今回は岩田聡さん
理系よりも文系の方が5000万円高い--。これは広く認知されるようになった理系出身者と文系出身者との間の生涯賃金の格差である。 日経ビジネス誌8月18日号特集「さらば工学部6・3・3・4年制を突き破れ」の連動インタビューシリーズの第6回では、賃金格差を試算するための原データをまとめた大阪大学大学院国際公共政策研究科・松繁寿和教授に、経済学の立場から工学離れの問題について聞いた。 理系学科の卒業生と、文系学科の卒業生との間の生涯賃金の格差はおよそ5000万円――。これは私が1998年に行った調査のデータに基づいて、毎日新聞の記者の方が試算したものでした。ある国立大学の卒業生を対象として、名簿に基づくアンケートを行ったのです。回答者は理系約2200人、文系約1200人となり、かなり大規模な調査でした。 日亜化学工業の元研究者で、青色LED(発光ダイオード)開発の対価に報酬を受け取った中村修二氏
「エンジニアにとって、マーケティングは重要だ」――ウェブキャリアが主催する「Ruby on Rails Summer Festibal 2008」で、TISの倉貫義人氏は「エンジニアの処世術」についてそう語った。 同セミナーは、Ruby on Railsによる商用開発を促進するための、開発者向け実践的ノウハウの提供を目的としている。3回目となる8月25日、倉貫氏は「Rails×Agile実践事例 ~マネージャから見たRails×Agileと、大企業でオープンソースを出すまでの道のり~」と題して講演を行った。 倉貫氏は冒頭で「Agile系の話はよくするが、Railsの話をすることはあまりない。今日もRailsの技術的な話はほとんどしないと思う」と補足。「プログラマとマネージャを行ったり来たりしている」という自らのキャリアについて紹介した後、「そのなかで経験して学んだ、『Railsを使った開発
価格比較サイトなどを運営するベンチャーリパブリックが8月7日、大証ヘラクレスに上場した。「よくここまで来た。これからが本番だ」――柴田啓社長(42)は、創業時からの目標だった上場を果たし、感慨深げだ。 同社の事業は、PC関連製品の価格比較サイト「パソconeco」(現「coneco.net」)から始まった。現在はconeco.netに加え、旅行比較サイト「Travel.co.jp」、通販カタログの掲載商品を検索・比較できるサイト「通販.ne.jp」なども運営している。 coneco.netは月間約400万ユニークユーザー(UU)、Travel.co.jpは月間約200万UUに成長した。サイト経由で商品情報が閲覧されたり商品が購入された際、同社に広告収入が入る仕組み。Travel.co.jpの売上高が最大で、全社売上高の65%を占める。 設立は2001年。創業時から柴田健一副社長と二人三脚で
広島でガンダムのシンポ…国際学会の設立に向けてという記事より。 人気アニメ「機動戦士ガンダム」を学術的に研究する「国際ガンダム学会」発足に向け、設立準備会議としてのシンポジウムが24日、広島市内で開かれた。 なんと「国際ガンダム学会」なるものを発足させる動きがあるそうです。設立準備として、シンポジウムが広島で開催されています。 大阪市立大大学院の福島祥行准教授(言語学)は、宇宙空間でさまざまな登場人物が意思疎通をしている点に注目。言語教育を論点として挙げた。 ニュータイプじゃなくても、宇宙空間で会話できるんですかね? 個人的に気になるのは「ガンダム部長」の動向です。そろそろ「ガンダム教授」と宣言する準備をしているのではないでしょうか? ▼MG 1/100 RX-78-2ガンダムVer.2.0
米国の大企業を相手にコンサルティングをする中で気づいたのですが、企業の職場には知識やノウハウの持ち主のほかに、組織の円滑な運営に貢献している人がいます。大きく分けると、次の3つのタイプです。 まずは「問題解決者」。これは、何か問題が起きた時に、社員たちから真っ先に問題を解決するための助言を求められる人です。 それは、例えば自動車の電気系統のトラブルをすぐに修理できる技術者かもしれません。あるいは、商談を成立させるための値決めが得意な人である場合もあるでしょう。いずれにしても、何か新しい問題が起きた時に、それを解決するスキルを持っている人を指します。 次は「メンター」です。これは、社員が自分のキャリアについての助言や、ほかの社員との関係が悪化した時のアドバイスを求める人ですね。 社員がこうした助言やアドバイスを求める相手は上司とは限りません。ポジションに関係なく、真摯に相談に乗ってくれる人の
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 「20代半ば~30代の“即戦力となる人材”は、採用したくても採れない。知名度の低い中堅・中小企業では転職者に求人をかけても応募が少ないし、“この人”と思う人材は、他社に取られてしまう。中小企業にとっては、“就職氷河期”ならぬ“採用氷河期”ですね」 企業の採用担当者がこう言いながら天を仰ぐほど、転職者にとってチャンスが広がっていたのは、今からわずか1年前のこと。はるか昔のバブル期のことではない。 「日経WOMAN」で転職特集を掲載した1年前は、女性に人気の高い銀行や保険、証券など金融各社が個人向けサービスの強化に力を入れていた時期。各社は窓口販売の要員を中心に競うように採用し、金融業界未経験者にも転職のチャンスは広がっていた。 転職者にとっては
植民地と宗主国の関係にあった歴史的経緯からアフリカ各地に多くの拠点や情報網を持つ欧州の企業と比べて、日本企業のアフリカ進出は遅れている。そんななかで、着実にアフリカでの存在感を上げているのは住友化学だ。 その原動力となっているのが、マラリアを媒介する蚊から身を守るために、防虫剤を練りこんだ同社の蚊帳「オリセットネット」である。 世界で毎年5億人がマラリアを発症し、100万人以上が命を落としているとされるが、その約9割はアフリカのサハラ砂漠以南の地域、サブサハラで発生している。 防虫剤のスローリリースができるオリセットネットは、洗濯しながら5年間の使用に耐えるとあって、マラリア対策向けに需要が一気に拡大。2004年には、米タイム誌の「世界で一番クールな技術」にも選ばれた。現地企業と合弁企業で進出しているタンザニアでの生産量は、年間1000万張りに達している。 住友化学では、蚊帳事業はもっぱら
ITエンジニアにとって,自主的なスキルアップは欠かせない。スキルアップに役立つ有効な手段の一つがIT関連資格の取得だ。資格の試験勉強を通じて,その分野に関する体系的な知識を身に付けることができる。資格は,自らが持つスキルや知識のレベルを客観的に示すツールにもなる。 しかし,どれくらいのITエンジニアが資格を取得しているのか,どんな資格を取得しているのかといった統計データは,あまりないのが実情だ。エンジニアの皆さんも,ほかのエンジニアがどんな資格を取得しているのか,興味があるのではないだろうか。 そこでITproでは,「IT関連資格の取得状況に関する調査」を実施した。調査の実施時期は2008年7月28日から8月5日。回答者数は2002人である。今回は,この調査結果を報告しよう。ちなみに回答者の職種の内訳は,SEが25.2%,システム運用/管理が20.3%,管理職・経営者が19.6%,プロジェ
私自身ADHDとして、ADHDやAS(アスペルガー症候群)、人格障害の人たちとお付き合いして分かったことを書いていってみようと思います。本音で書きますので、発達障害にあまりに理解の無い無責任なコメントには返答はしませんので、ご理解ください。 受動型ASは依存が受け入れられないときに自傷行為をすることがお決まりのように良く見られる。(依存型ジャイアンでも、いわゆるACや境界例と言われる人にも、要は依存パターンが存在するところには同様に良く見られる)。 この自傷は「自分の不安はこれくらい大きいことを身をもって伝えたい」というアピールであって、本気の自殺企図とはかなり異質な行動である(受動型ASは自分から本気で死ぬことも少ないと私は考える。良く見られるのは愛着の対象に殺してくれと頼む図だ)。 思春期のケースの親や、パートナーの立場からするとこれほど精神的に揺さぶられる状況は無いだろう。自殺をちら
ソフトウエアは硬い。ハードウエアよりも硬い。ある程度の規模のソフトウエア資産を抱え,それを日々動かしている担当者の方であれば,ソフトウエアの硬さ,すなわち柔軟性の無さを痛感しておられると思う。 ソフトウエアが硬くなっている,という印象的な表現は,2004年1月に出版された『ソフトウェア入門』(黒川利明著,岩波新書)に出てくる(日経エレクトロニクスも2005年12月19日号で「ソフトウエアは硬い」という特集を組んでいた)。本来,ソフトウエアは開発した後であっても,使い方や環境の変化に応じ,柔軟に変更できることが特徴だった。ところが同書によれば,「コンピュータシステムにおいては,ハードウェアを変更するか,ソフトウェアを変更するかという判断を迫られたとき,今日ではユーザは一般的にハードウェアの変更を選び,ソフトウェアの変更は後回しにする」ようになってしまった。 例えば,あるシステムの応答速度が遅
なんといえばよいのでしょうか・・・。 この本、マジなんですよ。 「食べてみました!」とか、「食べられます!」というびっくりどっきりチャレンジ本じゃなくて、真剣に料理本。 レシピがガッツリ載ってます。 タイ語に翻訳したらたぶんamazon.co.thai(でたらめ)でバカ売れ。 そんな感じ。 で、その本を立ち読みしてみたんですけどね、 食べられる昆虫のベスト5、ワースト5とかが載ってたんですよ。 そしたらなんと、ベスト1がセミ。 おお、あながち間違いじゃなかった! ではちょっとそのセミ料理に関するコメントを抜き出してみましょうか。 「セミは成虫も幼虫もおいしく食べることができます。 でも成長のステージが違うと食感や味がまるで違います。 成虫にはパリパリした歯触りと胸肉の旨味があり、幼虫には肉の食べ応えがあり、エビの食感とほのかな甘味がポイントです。」 やっぱりエビだったのか! 期待どおりだ!
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