“東大卒、日テレ社員“のエリート人生を捨て、落語が聞ける小料理屋の女将に。「世の中を面白くしたいじゃないですか」
東大4年生・若手作家インタビュー どうも皆さん、「何者」である。外資就活ドットコムのコラムで言うのも変な話であるが、ちょっとここの記事、紋切り型の「ファーム上がりの~」とか「外銀でのキャリアの~」とかで始まる記事が多すぎないであろうか。こうした記事にとり上げられる人はすごいかも知れないが、こうも何度も読むと流石に飽き飽きしてくる。パターン認識というやつだ。編集部に何度か文句を言っているのだが、これは高学歴層が読むには少し妙味に欠ける。多様性に遊び多様性を貴ぶのがインテリジェンスというものである。 なので、今回はずっとやるやる言っていたインタビュー記事なのだが、趣向を変えて私の友人の一人、東京大学の4年生で若手作家として活動しているMくんにインタビューして、「キャリア」や「将来やりたいこと」について談義しようと思う。 私がインタビュアーだと皆しきりに名前を伏せてほしがる。なので今回もMくんに
ーーールグリと踊った「フェアウェル・ワルツ」は、このガラでのパフォーマンスの中でも最も感動的なものでした。人の心を動かす成熟した表現というのはどうやって生まれてきたのでしょうか。 私はバレエを踊り始めた時から、技術を見せつけるのではなく、バレエを通して物語を語りたかったのです。「フェアウェル・ワルツ」を振付けたパトリック・ド・バナと話した時に、感情が込められる作品を作ってほしいとお願いしました。 昨今のバレエ界では、芸術性が失われてきていると感じています。多くの人が、ここぞとばかりにテクニックを見せつけることで競争をしていますが、私にとって、テクニックとは舞台の上での芸術性を支えるためのものです。いわば、家の基礎のようなものですね。でも年をとって、技術が失われてきたからといって、踊ることをやめる必要はありません。今までとは違ったものを見せればよいのです。 ーーー引退してからの10年間の間、
村上世彰が帰ってきた。自伝「生涯投資家」を著し、いくつかのメディアの取材に応じた。あの事件以来、初めてのことだ。 5000億円の資金力で株を買い占め、経営陣に改革を迫る強面の投資家。資本の論理の権化。カネの亡者。そういった印象を持っていた人、今も持っている人が多いのではないか。 しかし、表舞台に再び姿を見せた村上の印象は違った。「生涯投資家」には、彼の投資哲学と共に、社会貢献活動への寄付について書かれている。取材には柔和な表情で応じた。 知人の紹介で本人に会って食事をした際、村上はこう言った。 「あのまま行っていたら、10兆円、20兆円のファンドに育っていたでしょうね。むちゃくちゃ儲かってましたから。この国の陣取り合戦をするゲーム感覚。自分の言うことがどんどん実現して、このために生まれてきたという実感があった。傲慢になってましたね」 現在も投資は続けているが、同時に取り組んでいる寄付活動に
いまの仕事が自分の天職だと思えればそれ以上の幸せはないが、多くの人がそう感じられていないことも事実である。だが、たとえ天職ではなくとも、そこに「意義」を見出すことはできる。どんな仕事にも、何かしらの意義が存在する。本記事では、目の前の仕事に意義を感じるための具体的な方法論が提示される。 自分の仕事にやりがいを感じる人が少ないのは、なぜだろうか。 筆者は数年前、こうした問題を研究しているイェール大学スクール・オブ・マネジメント教授、エイミー・レズネスキーにそう尋ねてみた。その答えは、とても納得がいくものだった。学生は、「自分の天職はどこか見えないところに隠れていて、多くの場所を探せばきっと見つかると考えている」のだという。 調査によると、ミレニアル世代が仕事から得たいと考えている最大の要素は「意義」である。一方で、レズネスキーの研究によれば、いまの自分の仕事が天職だと考えている人は50%に満
国連が実施する世界幸福度ランキングで上位に位置し、「幸福大国」といわれるデンマーク。国際通貨基金(IMF)が発表する1人あたりGDP(国内総生産)も日本より高く、人口約570万人の小国でありながら、玩具メーカーの「レゴ」やビール会社の「カールスバーグ」など、世界的に活躍している企業もある。そんなデンマークに「カオスパイロット」という名前の、ユニークなハイブリッド・ビジネスデザインスクールがあるという。「教育デザインファーム」を掲げるレア(埼玉県越谷市)の共同代表、大本綾氏は開校以来初の日本人留学生。彼女はなぜデンマークに渡り、そこで何を学んだのだろうか。(後編「リーダーは助けを求めよ デンマーク流の指導者研修」) 私が友人と共同経営している「レア」は、教育デザインの会社です。レアとはデンマーク語で「学ぶ、教える」という意味。耳慣れない言葉かもしれませんが、デンマークには「文脈が異なると、教
今朝ツイッターを眺めていたら、フェイスブック創業者マーク・ザッカーバーグが母校ハーバード大学の卒業式に呼ばれてスピーチしてる動画のリンクが流れてきて、軽い気持ちで再生しはじめたら凄い迫力で、30分以上のスピーチ最後まで全部見てしまったってことがあった。 結構笑えるジョーク(窓ガラスに数式書いたりしないよ!・・・とかいう映画"ソーシャルネットワーク"を根に持ってるようなジョークとか)やハーバード内輪ネタ(と思われる・・・ちょっとググると出て来るのが今の時代の救いですが)も交えつつ、卒業生と10歳も離れてない立場から"僕ら世代の責任"という切り口で語る話は非常にグイグイ来る迫力がありました。
複業やテレワークなど、従来の「会社」ではあり得なかったワークスタイルが、「働き方改革」の影響で話題になっています。これからますます「個人」は会社にとらわれる必要がなくなるのかもしれません。 しかし、このような働き方が世の中に一気に浸透してきたわけではありません。成果主義へシフトした企業で言われるように、向き・不向きもありそうです。今後、もし個人が活躍する時代が到来するなら、それにはどんな準備が必要になるのでしょうか。 そんな問いについて、サイボウズ社長の青野慶久といっしょに考えてくれるのが、かつては日本を代表するアスリートとして、現在は株式会社侍の経営者として活躍する為末大さん。来るべき個人の時代への備えについて、2人が語り合います。
現在は第3次AIブームと言われます。AIでこんなことができるようになったというニュースには枚挙にいとまがありません。それと同時に、AIに仕事が奪われるという煽りが付け加えられているのをよく見かけます。 そんな中で「コンピュータが小説を書く日」というセンセーショナルなタイトルの本に出会いました。この本を読んでいるタイミングで発売されたHarvard Business Reviewの5月号のテーマが「知性を問う AI時代の『価値』とは何か」だったのは偶然とは思えない巡り合わせでした。 これらの2冊から、AIといかに向き合うかについて考えてみたいと思います。 AIでできるようになったことは何か AIにはない人間の能力 AIに関する誤解が生まれる理由 AIといかに向きあうか AIでできるようになったことは何か 「コンピュータが小説を書く日」に書かれているのは、コンピュータを使って作成した小説を星新
どうすれば小泉今日子のように、齢とともに魅力を増していけるのか―― その秘密を知ることは、現代を生きる私たちにとって大きな意味があるはず。 日本文学研究者である助川幸逸郎氏が、現代社会における“小泉今日子”の存在を分析し、今の時代を生きる我々がいかにして“小泉今日子”的に生きるべきかを考察する。 「小泉今日子が女優として成功したのは元夫のおかげ?」よりつづく * * * 9回目の結婚記念日当日、小泉今日子と永瀬正敏は離婚届を出しました。 小泉今日子は、結婚と同時に引退するつもりだったようです(それを止めたのは永瀬正敏でした)。彼女の中には「日本の女はかくあるべし」というイメージがあったので、「妻」となってからは仕事と板ばさみで辛かったとも述べています(注1)。入籍後、1年間ほど活動をセーブしていた期間もありました(注2)。 それでも小泉今日子は、永瀬正敏と並走しながら俳優としてステージ
「いつやるか?今でしょ!」のCMで、 一躍、時の人となった林先生。 テレビや新聞で見ない日はないくらいの 人気者だが、 これまでの人生は、波乱に満ちたものだった やりたいことを一個一個あきらめてきた人生だったんです。経済学者になりたいと思っていたのに、大学の専攻は法学部。小さいころから勉強しかしてこなかったから、成績はかなりよかったんです。全国模試で1位を取ったこともあったし、東京大学は法学部でも経済学部でも余裕で入れる成績でした。それでも法学部を選んだのは、学校始まって以来の天才と言われた先輩が経済学部に進んだから。彼と同じ道に進んでも勝てないと思ったんです。昔から僕は、自分が勝てる場所じゃないと行く気がしない性格で。 大学時代は、バブルでしょ。世の中がものすごく浮かれていたんです。そんな雰囲気もあって、まともに人生を考えてなんていませんでしたね。時給1万円の家庭教師のアルバイトがあった
50歳になったことを機会にこの連載を書き始めようと決めたとき、まず一番目に大きくメモしたのは「今の立場は自らの意志でつくってきたものではない」という一文でした。 この言葉には2つの意味があります。 ひとつは「"都会でキラキラおしゃれに仕事をしてる独身キャリアウーマン"になりたくてなったわけじゃない」という意味。 もうひとつは「求められなければここにはいない」という意味です。 私は(たまたま今は)都心に住んで(たまたま今は)都心の会社にフルタイムで勤める(たまたま)独身の50歳女性ですが、このスペックだけで「キャリアウーマンなんですねぇ」と言われてしまうことがあります。 キャリアウーマン…って、何でしたっけ? キャリア-ウーマンcreer woman 職業を持った女性。多くは、熟練した職業経験を持ち、第一線で働いている女性の意にいう。(小学館 精選版 日本国語大辞典)うん、確かに職業はもって
昨日は、もうすぐノジマに吸収され、社員はノジマ側か富士通側かに分割されてしまうニフティのパーティに参加した。 社員の他に、OB/OGもたくさん来ていた。「うわー懐かしい!」「久しぶり!」「今なにしてるの?」と挨拶するのでいっぱいいっぱいだったのと、社員の人たちが今どんな気持ちなんだろうというのが把握しきれず、なんとなく気が引けて写真を撮れなかった。今、ちょっと悔やんでいる。今度いつ会えるのかわからないレアキャラが大集合していたのだから、写真撮りまくってくればよかった。 僕はニフティを辞めてからだいぶ経つが、未だに愛着がある。理由は一つ。 「ニフティは、僕が、僕なりの方法とスピードで、社会人として成長していくのを許し見守ってくれた」 から。 新社会人なんて、そもそも常識もなにもないし、特に僕はムチャクチャだった。自分のことをまだ半分くらいはダンサーだと思っていたし、電通鬼十則を愛読していけど
『週刊ダイヤモンド』特別レポート ダイヤモンド編集部による取材レポートと編集部厳選の特別寄稿を掲載。『週刊ダイヤモンド』と連動した様々なテーマで、経済・世相の「いま」を掘り下げていきます。 バックナンバー一覧 若手のときは活躍していたのに、30代も半ばを超えてから急に伸び悩む。そんなビジネスパーソンが周囲にはいないだろうか。それは自分のやり方が正しいと思い込み、成長する機会を失って「自己流の壁」にぶつかっているからだ。そう看破するのが、「自分自身もそうだった」と振り返る、アニメプロデューサーの石井朋彦氏(39歳)である。 21歳でスタジオジブリに入社し、6年間、鈴木敏夫プロデューサーに師事した石井氏は、映画『千と千尋の神隠し』や『ハウルの動く城』などの作品に携わりながら、鈴木氏の言葉をノートに綴っていた。段ボール数箱分にもなったという大量のノートから、このたび、その教えのエッセンスをまとめ
2015.08.21 ciotan, Sponsored, 安野モヨコ, 漫画家 by 箱庭キュレーター 「漫画を生み出すことに疲れた私は、漫画を描くことで元気になれた」安野モヨコさんインタビュー 箱庭読者のみなさま、はじめまして。 フリーランスで執筆業などをしている塩谷舞と申します。しおたんと呼ばれております。 突然ですが……一生懸命モノづくりをして働いていると、好きで始めたことなのに、信じられないほど疲れてしまう時ってありませんか? 自分を励まして頑張れる日もあれば、上手くいかない日もあり、不調が長引いてしまうと「もう私は頑張れないかもしれない」と思ってしまったり……。 私もそんな時があったのですが、しんどい気持ちに優しくしみるストーリーをお届けしたくて、箱庭さんにお邪魔しました。休憩しつつ読んでいただけると、嬉しいです。 ――あなたは子どもの頃、どんな物作りに夢中でしたか? ビーズの
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