タグ

ブックマーク / philosophy.hix05.com (1)

  • トマス・アクィナスとスコラ哲学

    トマス・アクィナス (1225?-1274) は中世最大のスコラ学者であり、キリスト教神学の歴史上もっとも重要な人物である。その業績は、神の存在の証明を中核として、神学、哲学、倫理学、自然学にわたり、中世人にとっての知のあらゆる領域をカバーし、カトリック的世界観を壮大な規模で展開した。 スコラ哲学は、ルネッサンス時代に古い時代の象徴として攻撃の的とされ、一時は西洋の知的伝統から放逐されたかにも見えたが、19世紀から20世紀にかけてカトリック神学界を中心に復活を果たし、21世紀の今日においても太い流れとなって命脈を保っている。その骨格をなす部分は、トマス・アクィナスが築き上げたものなのである。 トマス・アクィナスが神の存在を証明するために持ち出した議論とは次のようなものであった。事物の中には、他のものによって動かされるだけのもの、自ら動くとともに他のものからも動かされるものとがある。動かされ

    zatpek
    zatpek 2015/04/08
    「だがトマス・アクィナスは、人間の信仰のうちで、理性によって議論すべき部分と、啓示によって語られる部分とを分けていた。」
  • 1