監督の三島氏 ©時事通信社 5月放送のWOWOWドラマ「東京すみっこごはん」の撮影現場で、法令に違反する子役の就労時間オーバーが相次いでいたことが、「週刊文春」の取材により明らかとなった。 問題の撮影は1月21日、東京・練馬区の東映東京撮影所で行われた。夜を徹した長時間撮影を強いられたのは、NHKの朝ドラ「とと姉ちゃん」や「砂の塔」(TBS系)に出演した“天才子役”稲垣来泉(くるみ・6)だ。 この日、稲垣は昼12時入り。 撮影は朝5時まで17時間続けられた。監督の三島有紀子氏(47)は稲垣の演技に納得がいかず、深夜3時過ぎからダメ出しを繰り返し、数十回にわたる撮り直しを強行。プロデューサーの森井輝氏(43)も現場にいながら撮影を中断しなかった。稲垣は同行していた母親に抱き付き、肩を震わせて泣き始めたという。この前日も稲垣は深夜2時まで14時間に及ぶ撮影をさせられていた。労働基準法では満13