2017年のフジロックのベストアクトはトロンボーン・ショーティーでした。 いやー、ここまで楽しいとは思わなかった。世界中のフェスで引っ張りだこなのも納得。 トロンボーン・ショーティーは、ニューオーリンズ出身のトロンボーン奏者で、彼の音楽はニューオーリンズ・ジャズから 、モダンジャズ、ソウル、ファンク、ロック、ヒップホップまで全部入ってるサウンドを奏でる最高のエンターテインメント。ショーティーは、トロンボーンとトランペットを演奏し、時に踊って、時に歌って、時に煽って、観客を盛り上げまくる。 音楽的にはある意味で、クラブジャズ的な手法が、ジャズメンの手でアップデートされた最強なやつかもという気もする。DJユースに構造を単純化/最適化するんじゃなくて、ジャズミュージシャンならではのマッチョな演奏のままで、その破壊力込みで盛り上げる感じ。四つ打ちで機能的に踊らせるんじゃなくて、演奏力で心を躍らせる
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