若松孝二監督「11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち」完成披露上映会のため新宿テアトルへ。妻がエキストラとして出演しています。 会場に着くと、受付にいきなり若松孝二が立っているじゃないですか! ロビーは篠原勝之、佐野史郎、「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」では森恒夫を演じた地曳豪、上演後のパネリストの森達也、鈴木邦男がいるカオス空間でした。 若松孝二、「楯の会」の軍服姿のARATAらによる舞台挨拶(三島由紀夫の命日なので舞台ではなくその下から)の後、本編上映。 若松孝二が撮ると、大江健三郎の「セヴンティーン 第2部 政治少年死す」のように、左翼が右翼を描くとき独特の耽美さが強烈に出てしまうので、見ながら危惧していました。しかし、「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」同様に、あの時代の人々を左翼も右翼も等しく突き放す描き方。約7分とされる自衛隊への演説も、ほぼ同じ尺で描いてたのではない