[東京 5日 ロイター] 日産自動車7201.Tの山下光彦副社長はロイターとのインタビューで、事業環境が急激に悪化する中、複数手掛けている環境技術開発は取捨選択する必要があるとの認識を示した。 力を入れている電気自動車については都市部で需要があり、2010年の発売当初から黒字を見込んでいると述べた。経営危機に直面する米ビッグスリーの姿は10年前の日産と似ており、政府の支援を受けて復活するには日産がゴーン体制下で推進した「リバイバルプラン」以上の再建策が必要だと語った。 インタビューの主なやりとりは以下の通り。 ──ビッグスリーが経営危機に直面している。 「今のビッグスリーは10年前の日産を見ているようだ。売れない車ばかりを発売し、過剰設備を持っている。売れる車をいかに増やし、不必要なものを減らすかが儲かる会社の構造だ」 ──彼らが提出した再建策をどう見るか。 「あれで米政府が資金を出すかは