南北(緯度)は北極星の高度だから、分度器で測る。 東西(経度)は南中時刻のズレだから、南中高度と時計で測る。 江戸時代の時計は精度が高くないのが経線の誤差が大きい原因 _(:3 」∠ )_
この記事の3つのポイント JAXAの無人探査機SLIMが月面着陸に挑んだ ピンポイント着陸は大成功、ただし着陸で転び逆立ちに 構想から四半世紀もかかった点はいただけない 昨年12月に母の葬儀を出してからこっち、くたばっている。 最後の看取(みと)りの日々は「この後、体力が必要な事態になるぞ」と予想し、意識して睡眠を長めにとるようにしていたのだが、いざ母が身罷(みまか)って葬儀からの一連の流れに直面してみると、起きたことはまったく予想外だった。 体は確かに疲れていない。ところが、神経というか脳というかに、ものすごく疲労が蓄積していて、一気に吹き出してきたのである。 体が疲れていなくて、脳だけ疲れているというようなことが、人体の構造上あり得るのかどうか、私は知らない。だからすべては私の主観だ。「後頭部に穴が開いて、そこから液体状の疲労がだばだばと音立てて噴出している」という感覚である。 具体的
ミリ波領域で使われる材料の特性を高い精度で測定する手法が国立天文台で開発された。電波望遠鏡の受信機やポスト5Gの通信デバイス開発にも役立つ技術だ。 【2023年8月16日 国立天文台先端技術センター】 電波望遠鏡では、天体からの電波をアンテナから受信機へ導く途中で、可視光線の光学機器と同じように電波を集めたり進行方向を変えたりするレンズ類を使うことがある。レンズの素材にはプラスチックなどの、電気を通さない「誘電体」が使われる。 誘電体に電場をかけても電流は流れないが、誘電体の原子・分子が持つ電子が偏ることで誘電体内を通る電場が弱められる「誘電分極」という現象が起こり、この分極の度合いを「誘電率」という量で表す。電波用レンズの屈折率は素材の誘電率で決まるため、誘電率を正確に測定する技術は電波望遠鏡の開発にとって大事だ。また天文学以外の分野でも、通信機器の材料や電波を通す建材などの誘電率を測定
複数個の小惑星や彗星を探査機で巡る軌道を見つけるには膨大な計算量が必要だが、専門家の「経験」をモデル化した機械学習で計算を大幅に短縮する手法が考案された。 【2022年7月28日 JAXA宇宙科学研究所】 太陽系内ではこれまでに100万個以上の小天体が発見されている。それに対し、探査機が直接探査した天体はイトカワ、リュウグウなど約20個しかなく、得られている知見に大きな偏りがある。 こうした状況のなか、1機の探査機で複数天体をフライバイする「マルチフライバイ方式」による探査が注目されている。とくに効率的とされるのが、小惑星をフライバイしては地球に戻ってフライバイし、また別の小惑星をフライバイすることを繰り返す「小天体フライバイサイクラー軌道」だ。地球に戻るたびにスイングバイによって軌道を効果的に曲げることで、燃料を大幅に削減できる。昨年10月に打ち上げられた、木星のトロヤ群小惑星を探査する
すべての物質が原子の結合でできているという事実は、普段の生活からはあまりイメージができない世界の話です。 しかし新たな研究は、そんな微小な世界において、たった1つの原子の影響で分子間の結合が断ち切られる様子を映像で記録することに成功しました。 プリンストン大学(PRINCETON UNIVERSITY)は、原子間力顕微鏡(AFM)のプローブ(探針)の先端に取り付けた原子との相互作用で、鉄-炭素結合を切断し、その様子を撮影することに成功しました。 本研究の主任を務めたプリンストン大学のナン・ヤオ氏は「化学反応における触媒や吸着している表面との相互作用が、化学結合の切断に、どのように影響するかについても明らかになった」と述べています。 この研究の成果は、9月24日付でオープンアクセスジャーナル『Nature Communications』に掲載されています。
いつからだろう、夜空を見上げなくなったのは。東北の田舎に住んでいた時は、毎日当たり前のように見上げていた星空。東京に出てきて(今住んでいるのは埼玉だけど)、大都会の夜空には見るべきものがないことを知り、いつの間にか足元ばかりを見て歩くようになっていた。 でも、そんな都会の空にも(埼玉だけど)、僕たちに見えてないだけで、星は輝いている。もう一度、あの満天の星空を見ることができたら、都会(埼玉)の荒波の中でも歯を食いしばって生きていけるはずだ。 というわけで、都会とは言い難いけど、一応は住宅密集地であり、街灯が煌々と輝き、隣の政令指定都市の街明かりでうっすら明るい夜空を持つ我が町でも星空が見たいと思い、+Style(プラススタイル)からUnistellar社製のスマート天体望遠鏡「eVscope」を借りてみました。 eVscopeは望遠鏡本体と専用の三脚、専用バックパックのセットで39万980
現地時間2020年11月24日午前4時半すぎ、中国が無人月面探査機「嫦娥(じょうが)5号」の打ち上げに成功しました。嫦娥5号は月の土壌を採取して地球に持ち帰るというサンプルリターンを目指しており、成功すれば1976年に打ち上げられた旧ソビエト連邦の「ルナ24号」以来44年ぶりのサンプルリターンとなります。 China launches Chang'e-5 to collect moon samples - CGTN https://newsus.cgtn.com/news/2020-11-24/China-s-Chang-e-5-lunar-probe-lifts-off-to-collect-moon-samples-VFbET6xrAA/index.html China launches mission to bring back material from moon https://
2017年に日本国際賞を受賞して学術懇談会に参加したときのシャルパンティエ博士(左)とダウドナ博士=2017年4月18日、国際科学技術財団提供 今年のノーベル化学賞は、CRISPR/Cas9というバクテリアの免疫防御機構を自在にプログラムして、動植物を含め多くの生物のゲノム編集へつなげた二人の女性科学者、ジェニファー・ダウドナ博士(米カリフォルニア大学バークレー校教授)とエマニュエル・シャルパンティエ博士(独マックスプランク感染生物学研究所長)に授与される。2012年にサイエンス誌にゲノム編集への道筋を示した論文が出てから、たった8年。しかし、世紀を揺るがす革新的発見であり、受賞は「時間の問題」でしかなかった。初の女性デュオによるノーベル賞受賞。女性研究者が科学の世界を牽引する時代を予期させる快挙である。 ノーベル賞受賞決定のインタビューでダウドナ博士も言われたように、CRISPR/Cas
気候変動により世界の平均気温は毎月のように記録を更新しており、エアコンは多くの人々の暮らしに欠かせないものとなっていることから、「エアコンの総台数は2050年までに3倍になる」との試算結果も報告されています。そんなエアコンですが、最初は人間のために生み出されたものではなかったと語られています。 Air Conditioning Wasn’t Invented to Provide Comfort to Human Beings - IEEE Spectrum https://spectrum.ieee.org/green-tech/buildings/air-conditioning-wasnt-invented-to-provide-comfort-to-human-beings 技術標準化団体IEEEの情報誌IEEE Spectrumのコラムニスト・Vaclav Smil氏によると、エ
トップ > 首都圏 > お空のみかた 予報士記者の気象雑話 > 記事一覧 > 記事 【お空のみかた 予報士記者の気象雑話】 消えた「快晴」 目視から機械観測へ Tweet 2020年1月14日 長年ためたデータを振り返る原嶋さん=2008年、八王子市天気相談所で 関東の冬は空気が乾燥して澄み渡り、すっきりとした快晴となるのが特徴です。ところが昨年二月から、気象庁による「快晴」の発表はなくなりました。 「快晴」は、雲の広がりが空の一割くらいまでの状態を指します。八割まで雲が広がっても「晴れ」。それ以上だと「曇り」になります。関東各地の気象台では、職員が目視で確認していました。 しかし、省力化のため東京を除いた関東甲信地方の八つの地方気象台で機械による自動判別を導入したため、職員が判別する「快晴」の発表がなくなったのです。同様に「ひょう」「あられ」「薄曇り」も発表されなくなりました。 経費削減
日本の切り紙から着想を得て、ハーバード大学工学・応用科学大学院(SEAS)にあるMahadevan研究室の研究者たちが、シート状の素材を意図した形状へと変形させる数学的フレームワークを考案した。この論文は2019年8月19日、『Nature Materials』に掲載された。 同研究室は以前、ミウラ折りを活用して1枚のシートをさまざまな3Dの曲面形状へと変形させる手法を編み出し、2016年1月にその成果をNature Materialsに掲載。今回発表された論文は、その研究に続くものになる。 折り紙は紙を折って形を作るが、同研究室では切り紙から刺激を受け、1枚のシートに切り込みを入れて意図した形状へと変形させる手法を研究。切り込みを入れる箇所の数/長さ/方向を計算して決めていくことで、意図したとおりの形状に1回の動作で変形できるようになったという。 研究を進める際、研究者たちはまず切り込み
メキシコのモンテレイ工科大学の博士課程の学生が、光学系の収差のひとつである球面収差をゼロにする方法を解析的に導いた。非常に高い画質をもったカメラ、顕微鏡、望遠鏡、内視鏡などの光学系の設計につながる可能性がある。研究結果は、2018年10月25日付けの『Applied Optics』に「General formula for bi-aspheric singlet lens design free of spherical aberration」として公開されている。 カメラをはじめとする光学システムで使われるレンズや曲面ミラーは、一般的には製造の容易さから球面形状をしている。理想レンズでは入射した光は全て焦点位置で結像するが、実際のレンズは理想像からのずれ、すなわち収差が発生する。球面収差は、光軸上の1点から出た物体の光がレンズを通って結像する際に、レンズに入射する高さによって光軸上の結像
大阪大学産業科学研究所の古賀大尚特任助教、能木雅也教授らの研究グループは、紙を用いてフレキシブルな電子ペーパーを作製することに成功した。 そこで今回、同研究グループは、樹木セルロースナノファイバーからなる新しい「透明な紙」と、セルロースパルプ繊維からなる従来の「白い紙」を併用することで、電子ペーパーの一種であるエレクトロクロミック(EC)ディスプレイを開発した。従来の紙は絶縁性で透過性を持たないが、導電性高分子またはイオン液体を複合化することにより、透明性に優れた電極と視認性に優れた白い電解質を作製することに成功した。そして、それらを組み合わせてフレキシブルな“紙”の電子ペーパーを実現した。 この成果により、今後、紙に手書きや印刷だけでなく、電気で情報を表示することも可能になる。また、本研究グループは、これまでに、紙ベースのメモリ、トランジスタ、アンテナ、スーパーキャパシタといった様々な電
6月15 アントラキノンと「完璧な赤」 さて前回は、アントラキノン骨格を持った染料アリザリン(アカネ)について書きました。日本を含め、世界各国で赤色のもととして重用された化合物です。 アカネ色素アリザリン しかしそれを上回るほどもてはやされたのが、16世紀にアメリカ大陸からもたらされた「コチニール」という染料です。これをヨーロッパに持ち帰ったのは、アステカ帝国を征服したスペイン人エルナン・コルテスでした。 コルテスの肖像(wikipediaより) コチニールは布への定着性が高く、鮮やかで深い赤色に染まるのが特徴です。ボイルの法則で知られ、化学という分野を切り拓いた一人であるロバート・ボイルは、「コチニールからは”完璧な緋色”が得られる」と絶賛しています。この色は「カーマイン」と呼ばれ、そのもととなる化合物は「カルミン酸」(carminic acid)と名付けられています。 カルミン酸。背景
最初に、末っ子とチコ用発信機探査に行ったら、そこにはチコがいた。 前置きが長くなるが、最近、テレメのトラブルが多い。そろそろ電池寿命がががが・・・・というよりは、もう少し頑張ってくれるかなと思ったところで、落ちる。停波してないから、探せるだけまだ良い。ただの脱落事故や故障は少なくなっていて、これは電池も含めハードウェアの進化により、製品が安定したので動物側にも負担が少なく、フィックス部分も良くなってきたからだと思う。 今基本ツールになったGPSテレメも、黎明期は20機入れて3機しかフィールドでまともに動かなかったとか、博打なんてもんじゃない人柱的投入があって、今は安定しているし、デバイスも、衛生回線でデータとり得るものまで行かずとも、モバイル通信技術を使ったものなど、ステーション立てるものなどかなり電波は飛ぶので、利用性は高くなった。 で、同じレベルのデバイスの話ではないのだが、今度はうち
コンピューターモニターに表示された幹細胞。米コネティカット大学(University of Connecticut)の研究所で(2010年8月27日撮影、資料写真)。(c)AFP/Getty Images/Spencer Platt 【10月30日 AFP】幹細胞を使って、ヒトの胃組織の小さな塊である「ミニ胃」の作製に世界で初めて成功したとの研究論文が29日、英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。この成果により、がん、潰瘍、糖尿病などの研究に拍車がかかる可能性があるという。 米シンシナティ小児病院医療センター(Cincinnati Children's Hospital Medical Center)などの研究チームによると、実験室のペトリ皿で培養された「胃オルガノイド(組織構造体)」と呼ばれるこの組織は、「胃のミニチュア版」ともいえるもので、未成熟な細胞で構成されているという。
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