冬の夜ひとりの旅人が (ちくま文庫) 作者: イタロカルヴィーノ,Italo Calvino,脇功出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1995/10メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 22回この商品を含むブログ (51件) を見る あなたはイタロ・カルヴィーノの新しい小説『冬の夜ひとりの旅人が』を読み始めようとしている。さあ、くつろいで。精神を集中して。余計な考えはすっかり遠ざけて。 『冬の夜ひとりの旅人が』はこのような書き出してはじまる。そして、「あなた」は『冬の夜ひとりの旅人が』をめぐる冒険に巻き込まれていく。なんにせよ、読書にとっていちばん大切なのは足の位置の決め具合だ。 足を高くしておくというのが読書を楽しむための第一条件だからだ。 おれはニホンジンらしく、座椅子の上であぐらをかいてこの本を読んだのだが。 それはともかく、読み終えて思ったのは『キルラキル』のキャッチ・フレー